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パコと魔法の絵本

2008/日本/東宝/105分
出演:役所広司 アヤカ・ウィルソン 妻夫木聡 土屋アンナ 阿部サダヲ 加瀬亮 小池栄子 劇団ひとり 山内圭哉 國村隼 上川隆也 
監督:中島哲也
http://www.paco-magic.com/

偏差値:58.5 レビューを書く

ふざけた感じが◎ [80点]

実写とCGの融合、色彩の豊かさ、ぜひ大画面で見たかった作品です。
私は極限まで本物に似せたリアルCGよりも、明らかにCGだってわかるのを堂々と使ってる方が好きです。ストーリーはとても単純ですが、笑えるし飽きないのであっという間に終わりました。キャストも豪華!!こんな上川隆也さんは見たくなかった(笑)。
まだ5ヶ月の子供も、色とりどりの画面に見入ってました。アバターとかよりも、こーゆーのを3Dで観たいです。

2011/01/07 00:23

nekoudon22

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色使いにビックリ [75点]

見ていて、内容はそれほど新鮮さは無かったですが、日本映画にしては珍しい色使いで、大画面で見たいなって思いました。

2010/08/20 10:29

6147

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不思議なおかしな魔法みたいな世界。 [75点]

映画館で観たいなーっと思いながら、うっかり見逃した一本。

事故で一日しか記憶を持てない女の子に、皆の嫌われ者のお爺さんが覚えてもらおうと一生懸命になるハートフルなストーリー。

この二人以外にも、一癖も二癖もある住人達が場面を賑やかせて、これでもか! これでもか! と場面が次々と変わってCGもバリバリで飽きる間もない内に終わってしまいました。

この監督さんの作品は前にも観たことがあるんですけど、やっぱり特殊効果を使った映像表現が上手いなーっと思いますっ!

ただ、すんごい登場人物が綺麗にまとまっているんですが、個性が強すぎたせいか、本当はもっと展開があったのでは? 特に大貫の遺産目当ての看護婦さんなんかは、本当はもっとハチャメチャだったのではないかなーっと思ってしまい、少し物寂しい感じ。

やっぱり映画館で観るべきだったーっと後悔しちゃう一本でしたっ!

2009/04/01 18:45

ころね

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極彩色の大人の童話 [85点] [参考:1]

実写と3DCGの調和が見事に生かされた実に面白い作品である。

どちらかと言えばくどいほどオーバーな演技とCGであるが、絵本の世界の出来事として自然に頭に入ってくるためそのくどさが気にならず、最近の映画(洋画や邦画を問わず)の中では実写とCGの融合が出色の出来である。

超偏屈者の大貫老人がパコに心を開いて行く過程が少し淡白な気もするが、生まれて初めて誰かのために何かをしたいと考え、パコの心に残る芝居をしようと奔走する役所広司の熱演には心を打たれる。

他の出演者も演技派ぞろいで安心して観られる上に、全員が楽しんで映画を作っているのが観てるこちらにも伝わるため、あり得ない嘘っぽい話でもついついのめり込んでしまう。

妻夫木聡と小池栄子の本人とは分からないメーキャップにも驚いたが、一番のお気に入りはオカマ役の國村隼で、彼(彼女?)が歌う「魅せられて」には爆笑してしまった。「オカマは一粒で二度美味しい」は名台詞ですなあ。

土屋アンナの悪魔的な看護婦役は、ちょっと「下妻物語」の白百合イチゴとキャラがかぶる感じはあるが、1人で可愛いメダカちゃんの台詞を練習しているところを大貫老人に見られ、お前が書いた台本だからな、と開き直るのが実にいい。

劇団ひとり他、他の役者の演技も素晴らしいが、特筆すべきはバコ役のアヤカ・ウィルソンで、彼女なしではこの映画は成り立たたないと思えるほどの無垢で純粋な存在感があり、今後が楽しみな新星である。

なお、もう1人の主役であるガマ王子は、名前からガマガエルと推測されるが、どうして3DCGでは綺麗な緑色なんだろう、などという無粋な考えは捨てよう(笑)

2008/10/11 00:03

kira

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大人が泣けるおとぎ話 [85点] [参考:2]

「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也 監督、最新作。最初に言っておきますが、ムッチャクチャ面白かったですわ!
 映画館に入った瞬間、座席を埋める子供の多さに、一瞬ひるんでしまいました。『え?コレってお子様向け映画?CMとかだけ見てたら、そんなイメージ抱いちゃうのかな~(ウチの娘も『これ、見たい!』とか言ってたし)。大丈夫か~?この映画!』と、少々不安を抱えつつの観賞となったのですが、いざ上映が始まると、そんな不安はどこかへフッ飛んでしまいました。映画前半、『これでもか!』と言わんばかりに繰り出される、とってもダークな“摩訶不思議、阿鼻叫喚・暴走中島ワールド(^^;”に、『こんな映像、子供は恐がるんちゃうの?』と思いつつも、ぐいぐい引き込まれ(あ、意外とお子様たちは大人しかったです)、後半からは子供も大人も楽しめる、“超原色フルCGキャラクターショー”に狂喜乱舞!そう、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような、1時間45分でした。でも、ただただ楽しいばかりなく、ストーリーもキチンと練られていて、大人の吾輩が観ていても何度か“ホロリ”と…いや下手すると“号泣”しかねないほど、愛と優しさに満ち溢れた素晴らしい、“大人向けのおとぎ話”でした。

 役所広司、妻夫木 聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬 亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉、國村 隼、上川隆也…主要キャスト陣の奇抜なメークと、彼等がCGキャラとして描かれた後半の“絵本芝居”のシーンは、もお絶対必見です!役所さんは貫禄でしたが、吾輩的には「魅せられて」を絶唱する國村さんと、ヒース・レジャーが演じた“ジョーカー”を彷彿させる(チョット、褒めすぎ??)、妻夫木クンの“ザリガニ魔人”の怪演が、大ヒットでございました。あと、アヤカちゃんは、凄いですね~。上手いし、カワイイし(←変な意味じゃなく!)…ホントに“天才子役”誕生ですね!

 しかし今年は“ポニョ”だの“パコ”だのと、カタカナ名前が流行ってますね。この方が子供にはウケがイイのかな?何となく、大人が聞いてても楽しい響きですしね。でも、ホントにこの映画を観るために、あんなにたくさんの子供たちが来ているとは、想像いたしませんでした。いやあ、CMの力は凄い!

 『子供が大人に、読んであげたい物語』←いいキャッチですね。意外にも(!)親子で楽しめます。是非映画館でご覧になってください。あ、決して“実写版・ケロロ軍曹”ではございません(^^;!

2008/09/18 21:21

mori2

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コメント1件

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