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2012

2012
2009/アメリカ/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
出演:ジョン・キューザック アマンダ・ピート ダニー・グローヴァー オリヴァー・プラット タンディ・ニュートン キウェテル・イジョフォー 
監督:ローランド・エメリッヒ
http://www.sonypictures.jp/movies/2012/

偏差値:55.2 レビューを書く 解説

スペクタクル [55点]

主演のジョン・キューザックが好きなので、観ました。でも、ノストラダムス級のお話しなので、人の好き嫌いが激しいかな?って感じです。

2010/04/13 16:14

denco

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ノア「を」方舟に・・・ [70点] [参考:1]

ハリウッドのSFXとVFXの醍醐味を観る映画。
ストーリーが単純明快な分、ディザスター・ムービー
としての出来の良さは際立っていると思います。

突っ込み所も満載ですが、例えば、地殻変動で大陸
移動が起こり、北極と南極が極ジャンプを起こした
状態でも、携帯電話が繋がっていて、家族や友人に
別れを告げられる3年後の技術力ってスゴいな思った
りして…。

そういえば、「ノアの方舟」ならぬ、「ノアを方舟に
乗せる」ために頑張る映画なんだと、途中で気付き
ました(笑)

2010/01/15 01:17

キキョウ

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コメント1件

ローランド・エメリッヒは何を目指すのか [75点] [参考:1]

ローランド・エメリッヒ監督の全ての作品を観ているわけではないが、意外にハマッた『スターゲイト』、あまりの面白さに4回観に行った『インデペンデンス・ディ』、リメイクと思わなければ楽しめた『GODZILLA』、そして凍りつく映像に震えた『ディ・アフター・トゥモロー』とその馬鹿馬鹿しいまでの発想とスケールが好きな監督である。

作品ごとに派手さを増す映像とそれに反比例するかのように説得力がなくなるストーリー、それが顕著であった前作『紀元前1万年』から1年、次はどんな作品になるのかとある意味期待していた本作であったが、まさにそれが極まった作品となっている。

映画館の予告編やテレビのCMで流され続けた過去の映画に類を見ないほど克明に描かれた世界各地の天変地異による大崩壊シーンが見事であるが、見事すぎて逆にリアリティーが感じられなかった。

崩壊シーンの規模があまりにも大きすぎて、その映像を現実に起こりうるかもしれない恐怖としてはどうも頭が認識しなかったようである。

確かに映像は映画館の大画面で観る価値が十分ある見事なものではあるが、観る側に考える余地を与えない映像の洪水は、最終的には「よく分からないが凄い映像の映画だった」との記憶しか残らないのではないだろうか。

ストーリーが映像に負けないだけの説得力を持っていれば映画は2倍も3倍も面白くなるものである。

本作の展開が荒唐無稽なのはローランド・エメリッヒ監督らしいと善意に解釈するとしても、あまりにもご都合主義すぎて緊迫感や盛り上がりに欠けたストーリーになっていたのが何とも残念でならない。

親子の愛情、夫婦の愛情、そして恋人同士の愛情のようなものもそれなりに描かれてはいるが、どれもが中途半端で迫力のある映像と映像の繋ぎのために取って付けたようであるとの印象がぬぐえなかった。

また最も緊迫し息がつまるような緊張感を与えるはずの場面も、その原因は自分でまいた種であるような持って行き方であったため、今一つ盛り上がりに欠けているように感じた。

いったいローランド・エメリッヒ監督は何を目指しているのだろうか。このまま遊園地のアトラクションのような映画を作り続けて行くつもりなのだろか。

次回作は『ミクロの決死圏』のリメイクだそうであるが、オリジナルは非常に面白いSF映画であるため、現代に合わせた無理やりな変更はせずに、今ある技術力の粋を凝らした映像とオリジナルが持つストーリーの面白さで楽しませてもらいたいものである。

しかし『2012』であれだけの映像を観せられてしまった観客はより迫力のある映像を求めているはずである。ローランド・エメリッヒ監督も次回作ではいよいよ3D映画に進出するつもりなのだろうか(笑)

2010/01/12 23:57

kira

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科学手にも証明!? [90点]

マヤ文明の予言がもとになってますが、テレビの特集で太陽フレアによる磁場の乱れはありうるかもしれないとのことです。ある周期で回ってくるのマヤ暦の終わりの日とされる年がちょうど2012年に重なるそうです。今まで何もなかったのはアナログ社会だから。デジタル社会になってしまったがゆえに何らかの災いが起こりうるとのことでした。果たしてどうなるのか!?

2010/01/10 16:55

まっちゃん0814

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史上最大規模の大災害を生き延びろ! [75点]

※ネタバレを含むレビューです。
2012年、太陽フレアの活発な活動により大量放出されるニュートリノ。ニュートリノは非常に相互作用の少ない素粒子なので、通常地球では反応せずに貫通していきます。しかし、そのニュートリノがなぜか反応し新しい物質を構成し、マイクロウェーブで地球の核を加熱するというよく分からないことが大災害のトリガーとなります。
まぁそのあたりのことはいぃとして、加熱された地球の核により地殻が変動し、地盤が沈下し、8000mを超える大津波が地上を全て飲み込む大災害が発生します。巨大な大災害に見舞われた人類は生き延びることができるのか…

人類滅亡の災害映画はたくさんありますが、その中でも規模は最大級ではないでしょうか。というよりは、このような大きな災害をリアルに描くCG/VFXの技術が進化してきたというべきでしょうか。

こういったDisaster映画って、なかなか映画に入り込むのが難しいですよね。どうしても「あり得ないでしょ^^」っていう視点で観てしまいます。主人公が災害から必死で逃れようとする様子には、笑いが込み上げてきて^^; これが3-D映像で座席がガクガク動けば、もっと楽しいんでしょうね♪
映画に入り込めない分、いろいろと気になることもあります。箱舟にキリンやゾウを積み込むシーンですが、それは人間の食料?それとも絶滅を防ぐため???人間の乱獲や乱開発により絶滅する動物がいる中、こんなときには助けるんだ…っていうか、世話するって言っても餌はどうすんのよ…
たしか別の映画でも動物を助けてたような。「ディープインパクト」だっけか、、忘れた。。。

自分も人類滅亡について考えたことはありますが、「貯金とかが意味なくなるから、経済的には超インフレになるんだろうな…」くらいの想像しかできなくて。リアルに入り込める設定にするのは難しいです。あと自分なら祈るよりも美味しいものを食べたいかなぁって。

印象的だったのはやはり驚愕のCG/VFXです。壊れゆく街並みはスゴいの一言。
最後のエンドロールでもVFXに関わっている人の人数の多さには驚愕です。今のところ2009年の視覚効果ではNo.1です。まだ断然本命の「アバター」が控えてますけどね^^

関連作品:「デイ・アフター・トゥモロー」
連想作品:「ディープインパクト」

2009/12/13 14:11

Good Luck

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僕は好きですが [80点] [参考:2]

※ネタバレを含むレビューです。
色々悪く言われている映画ですが、僕は好きですね。エメリッヒ監督の映画は、はっきりいって嫌いな部類のものが多いのですが、『インデペンデンス・デイ』と『デイ・アフター・トゥモロー』だけは結構お気に入りでDVDも持ってます。『2012』はこの系統の映画だったので久しぶりに楽しめました。『デイ・アフター・トゥモロー』を初めてみたときは「もしも自分だったら」なんてことを本気で考えたものですが、こういうありえない出来事でも、現実的に脳内シミュレーションさせてしまう説得力がエメリッヒの映画にはあると思います。

前半部は正直つまらなかったです。とにかく事件が起きるまでが長い。「洋画は最初はつまらないが後から面白くなる」という僕の父の言葉を思い出しました。滅多に映画を見ない僕の両親が珍しくこれを見に行ったというんですから、それだけ興味をそそるものがあったのだと思います。実際ヒットしてますし。ちなみに僕の母はノストラダムスの大予言を信じてた口です。

展開はご都合主義万歳ですよ。内容も『ディープ・インパクト』とか『宇宙戦争』の二の舞かと思ったり、相変わらずクサいし、「普通そりゃないだろ」と何度も心の中でつっこんでしまいました。エメリッヒはそういう部分さえしっかりしてくれれば、いつもどことなく漂う幼稚っぽさもなくなると思うんですけどねえ。

『デイ・アフター・トゥモロー』ではコヨーテに襲われるシーンがあって、氷河期と全然関係のない災難に見舞われるところが余計に思えたのですが、今回はその反省もあったのか、地盤沈下だけで全編描ききったところは英断だったと思います。

ちょいと珍しいキャスティングもエメリッヒ流。ジョン・キューザックがリムジンを運転しながら、いつもギリギリのところで逃げ切るところはお約束すぎてうんざりしたのですが、壊れゆくビルの合間を飛行機がぬって飛んでいく様など、なかなかかっこいいシーンもあり、ここまで来るとよくやったよと褒めたくなります。

面白くなるのは中盤から。もうここまでくると『ポセイドン・アドベンチャー』ですな。方舟を取り巻くパニックはかなり見応えがありました。仲間がどんどん消えていきます。まったく救いようがないですね。ここまで無茶苦茶にしたら、いったいどうやって締めくくるのかと興味津々で見ました。

この映画が傑作だと思ったのはラスト。あれだけ地球が滅茶苦茶になっても、地軸の位置が変わっても、地球はそれでもなお新たな大地となって自転を続け、そこにまた新たな生命を育むものがいるという多分H・G・ウェルズもびっくりの宇宙哲学的な展開。地球の一生に比べたら、人間の一生なんて本当に一瞬なんだよなあと、宇宙規模の物さしで測りたくなる映画。そしてやっぱり人に必要なのはホーム、衣食住の住ですよ。隆起したアフリカ大陸の映像に『ウォーリー』にも似たSF映画の醍醐味を見ました。年号が西暦2012年ではなく、0001年と表示されるテロップにはしびれたなあ。

エメリッヒの映画は『デイ・アフター・トゥモロー』にしろ、ラストが実に勇壮で希望に溢れ、気持ちが良いですよね。とても余韻が残りました。つっこみどころはいっぱいあったけど、予想以上に面白かったので僕的には満足してます。

2009/12/03 02:56

シネマガ管理人

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映画ではなくアトラクション [50点]

これは「映画」ではありません。アトラクションとして楽しめば良いと思います。ただアトラクションとしては少し長すぎる(2時間半)かな。。。見た後かなり疲れてました。

2009/11/30 17:35

はなっぷ

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映像が楽しめる娯楽対策 [85点]

いかにもハリウッド映画という作品だが、ディザースタ映画としての映像の迫力は十分に見ごたえがある。若き日本の才能も参画しているCG映像は、一見の価値あり。

2009/11/20 19:42

ねぎちゃん

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つまらない [33点]

※ネタバレを含むレビューです。
なぜ、またこのような、つまらない作品を、制作するのだろうか!!!!もううんざりだ。映画業界の才能ある人間にもっと、活躍して欲しい。

2009/11/15 14:43

terry

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お決まり! [80点] [参考:1]

ご都合主義なんだけど、この手の作品って好きなんだよね~アメリカ中心に世界が回ってるのも、当然のように感じてしまう。
お決まりの展開で、思わず苦笑いするところもあるけど、とにかく、映像が凄い!
この手の映画は、こうなるんだろうなぁって方向に話が進む方が、逆に安心できていいのかも。

2009/11/11 00:46

ぷらねっと

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