2010/日本/東宝
出演:志田未来 神木隆之介 三浦友和 大竹しのぶ 竹下景子 樹木希林 藤原竜也
監督:米林宏昌
原作:メアリー・ノートン
http://www.karigurashi.jp/
偏差値:58.6 レビューを書く
ひっそりと慎ましく… [88点] [参考:2]
このレビューはネタバレを含みます
病気で療養中の少年"翔"と床下の小人"アリエッティ"の交流と成長を描いた良作。
新人監督でスタジオジブリのブランドを背負ったのだから、大変なプレッシャーだったでしょう。
とても楽しめました。(ゲド戦記よりは格段に面白かったと思う…)
いろいろなシーンでジブリ映画の演出を連想させてくれる場面がありました。
・アリエッティが初めての"借り"に行く前、自室でワンピースを着た後クルッと回るシーン = "魔女の宅急便のキキ"
・だんご虫の動き = "風の谷のナウシカ"
・古い家屋の庭をこそこそと動き回るアリエッティ = "となりのトトロ"
その他にも、たくさんジブリを感じることができて幸せ♪
それでも観終わって、若干の喰い足りなさを感じました。
マチ針、暗闇を動き回るネズミ、スピラーの存在が伏線だけ張られて全く物語で生きてこなかったのが残念。。
小人は人間から"借り"をするが、小人は人間に何をする?? 小人⇔人間の世界の循環が見えてこなかったのも少し残念。。
とはいえ、純粋で無限の冒険を目の前にした初めの"借り"のアリエッティには胸がドキドキしました。
隣で座っていた子供たち3人はだいぶ前のめりになって、画面を食い入るように観てました^^ほんと子供たちの心をギュッとつかむのが上手いんだなぁと感心☆
「耳をすませば」、「猫の恩返し」、「借り暮らしのアリエッティ」とやはりジブリでの初監督作品は少女の成長物語なんですかね^^
最も印象に残ったシーンは、ポッドのかっこよさかなぁ。あれだけ頼もしい父親がいてくれたら、きっと今もどこかでたくましく暮らしているはず!男の鑑ですな。
あと、スピラーが未来少年コナンのジムシーに見えてしかたがなかった(笑)
連想作品:「ニルスのふしぎな旅」 (小人を見ると、すぐにニルスを連想してしまって…)
2010/07/31 14:16
Good Luck
やはりジムシーに見えましたか(笑)
キャクターデザインだけではなく、アリエッティを見て少しドギマギする仕草も、ラナに対するそれとそっくりでした。。
タバタバ言っちゃったら、ダメですね^^
Good Luck (10/08/08 15:57)
確かにスビラーはジムシーに見えましたね。
ポッドに向かって『タバタバあるか?』と言ってほしかったのですが、残念ながらそんな遊びはなかったですね(笑)
kira (10/08/02 21:42)