借りぐらしのアリエッティ
2010/日本/東宝
出演:志田未来 神木隆之介 三浦友和 大竹しのぶ 竹下景子 樹木希林 藤原竜也
監督:米林宏昌
原作:メアリー・ノートン
http://www.karigurashi.jp/
偏差値:58.6 レビューを書く
大満足です。 [90点]
ジブリ作品は、大好きですが、「借りぐらしのアリエッティ」は久しぶりに面白いと感じました。
主人公のアリエッティもかわいくて、ストーリー展開も良かったと思います。
映像も綺麗で、素敵な映画でした。
2010/10/03 06:18
kaguya
みてよかった [80点]
ここ最近のジブリ映画はつまらなかった。ようやくクオリティが戻った。色彩もきれい、見終わった余韻も気持ちよい。満足です。DVDがでたら買うつもりです。
2010/08/28 13:48
伯爵
良い映画 [90点]
酷評するreviewもありますが、良い映画です。色彩や細部の描写は映画館のスクリーンで観ることをオススメ。見終わった後、日常生活の世界観が広がります。
2010/08/22 04:37
jazzbowwow
なつかしい世界・・・ [95点]
さすがジブリ作品、といえる内容でした。ミニチュアハウスから想像したくなる素敵なこびとさんの世界で、もし見つけても、あの男の子のように大切に守ってあげたくなります!
2010/08/18 10:36
tanya
小人に出会うことができた!! [90点] [参考:2]
※ネタバレを含むレビューです。
スタジオジブリ最新作が、米林宏昌監督ということで本当に期待していました。
それは、昨年末にジブリ美術館で観た短編アニメーション「メイとねこバス」のクオリティーに大感動したからです。
さて、米林監督の初長編映画ですが、とても丁寧に作られている印象が強いです。
小人の目線はまさにワンダーランドで、アリエッティが「借り」をするシーンは、冒険物とい言えるくらいです。
良きジブリの手作り感たっぷりのアニメになっています。
映画としては、エピソードは最小限のシンプルなものですが、それでも観客を引っ張って行く力強さや腕が、ちゃんと若手クリエーターが育てられていることを実証しています。
昔の宮崎駿監督みたいに、テレビアニメを作ってくれないかな!!猫の描写、虫の描写が個人的にツボでした。
終盤の家政婦役の樹木希林さんが喰えない役どころで、リアルな人間の姿を代表していました。
翔とアリエッティの交流も、小人一家も本当に素敵です。
是非、劇場で楽しんでください。
2010/08/18 10:11
ねこのしっぽ
いいんでないかい [70点]
麻呂監督の苦労話がTV放映されたが、私的には合格点を差し上げたい。主人公の二人の気持ちが今一つ不鮮明(巷で言われた恋の物語というには薄い内容だった)けれども、今後に更に期待したいと思えた。
2010/08/17 23:06
ねぎちゃん
スタジオジブリも安泰ですよ [95点] [参考:1]
素敵な映画でした。こういう映画が見たかったです。もうこの世界観にほれぼれしました。僕はこういう小人の話が大好きなんです。もう小人の家がなんと素敵なこと。色鮮やかで、色々なものがあって、そこには生活感があります。普通の人間が使っているものを小人が別の用途で使っていたのも面白かったですね。たしか紅茶缶か何かがタンスになってたっけ。小人の名前がカタカナで、小人の家にあるものが何もかも英語で書かれていたので、てっきりここは外国かと思ったのですが、普通に日本の家に借りぐらししていたのが良かったです。
一番気に入っているシーンは最初の狩りのシーン。家の裏側の隙間だったり、色々なところをのぼっていくところが冒険心、好奇心をかきたててワクワクしました。コンセントの裏側に抜け道があるところとか家の作りがこんなにも面白く見えてしまう。夢があるなあ。このワクワクは『魔女の宅急便』以来ですよ。昔のジブリ映画を見ているみたいで、初恋をするアリエッティが魔女のキキに見えて可愛かったですね。アリエッティが人間の家に来て初めて見るその感動が、見ている人にも伝染して嬉しくなってきます。台所を小人の大黒柱が長年の経験と知恵を生かして攻め入る様子、たかが角砂糖一個頂戴するのにこんなにニコニコしちゃう映画を初めて見たな。僕もドールハウス博物館でその芸の細かさを知っているので、ドールハウスを始めて見て驚くアリエッティの気持ちがわかるなあ。音楽もとっても合っていたし、見終わったあとも何か心にいいもんが残った気がします。
2010/08/13 06:38
シネマガ管理人
ジブリ映画としては [65点]
※ネタバレを含むレビューです。
相変わらず、完成度が高い。
見ていてストーリーがすんなり入ってくる。
一方で、終わった後の感覚は、若干の物足りなさを感じる。
いわゆるメッセージ性というものが今回の映画になかったことが起因したのではないだろうか。
誰でもやってくる別れの場面。
切なさがちょっと込みあがってきた。
2010/08/06 23:56
takepon
綺麗で瑞々しい小作品 [95点] [参考:2]
※ネタバレを含むレビューです。
「借りぐらし」という言葉の響きはとても面白く深い意味を感じる。
小人の世界にはお金がないみたいだ。
お金がないから人間のように既製品を買う事ができない。
だから人間の物を借りたりして自分サイズに工夫して作って暮している。
小人という夢のあるファンタジー作品だけど、よくありがちな魔法は使えない。
私たち人間と全く同じだ。
違うのは小さい事だけ。
その小さいという事が、アリエッテイから私たち側を見ると、とてつもなくビックサイズなんだ。
ジブリ特有の見事というしかない背景の美しさ、キャラクターの可愛らしい軽やかな動き。
美しい映像の中で、アリエッティが巨大な人間に自分を見られてしまった恐ろしさ。
その声すら、大きな音の響きでアリエッティに迫ってくるようだ。
見ている私たちが小人のような気分になる。
この映画はファンタジーだけど、「小人から見た人間」に視点を当てているので、すごくリアリティを感じる。
それにしてもストーリーはとても地味だし、出てくる登場人物はアリエッティの父と母。父を助けた小人の少年。そして、アリエッティを想う人間の少年と祖母と家政婦。
主なキャラクターはたった七人だけ。
まあ、ジブリは今回、なんて小さな作品を作ったのでしょう。
ささやかな消えゆく小人たちの1週間の出来事を通して、私の心の琴線に、とても優しく切なく響かせてくれた珠玉の作品。
この映画を見た後、ティッシュや角砂糖の傍にアリエッテイがいたらなぁ~っとふと想ってしまった。
2010/08/02 23:31
ちりつも
本当に借りぐらし? [50点] [参考:1]
※ネタバレを含むレビューです。
この作品のレビューは別のサイトにたくさんあるので、私の視点で書いてみる。
床下に住んでいるから借りる。
仮り住まいしているから仮りている。
角砂糖やティッシュペーパーを狩ってくる。
それなら漢字の借りではなくて、想像力をかきたてるために、タイトルはひらがなの「かりぐらし…」の方が良かったのではないか。
実はこれも違う。
人間に許可をもらって角砂糖やテッシュペーパーを借りにきているわけではない。小人族は人間に見られてはいけないルール(=掟)なのだから。それなら、
「盗みぐらしの…」
「かすめとりの…」
「ちょろまかしの…」
の題名が本当だと思う。しかしそれはジブリ作品のタイトルとしては相応しくない。
小人族がこんな形で生きていく事は不可能。チリやダニのほこりまみれの床下の生活環境で生きていくのは無理。蟻や蜘蛛やミミズなど小動物とどう立ち向かうのか。それより大きなねずみ、犬や猫、小鳥に噛み殺されてしまうのではないのか。
あくまでこの物語はファンタジーでおとぎ話なのでそれを書くのは野暮というものだ。もし本当に小人族がいたとしたらと、どうしても現実を見てしまう。
「そんなのアリエナイッティ」になってしまう。
小人族のために作った大邸宅もあまり生かされず、活発な少女と病弱な少年との交流、ほのかな恋心もいまいち心に響いてこなかった。物足りなさが残る。スタジオジブリ作品の中では小品で佳作といったところ。それは一度見たら、2度目は別に見なくてもいいと感じたから。
この作品を見ながら、芸能人がよく目撃するという都市伝説「小さなおじさん」を思い出してしまった。
2010/08/02 07:57 (2010/08/18 15:20修正)
クラさん
ひっそりと慎ましく… [88点] [参考:2]
※ネタバレを含むレビューです。
病気で療養中の少年"翔"と床下の小人"アリエッティ"の交流と成長を描いた良作。
新人監督でスタジオジブリのブランドを背負ったのだから、大変なプレッシャーだったでしょう。
とても楽しめました。(ゲド戦記よりは格段に面白かったと思う…)
いろいろなシーンでジブリ映画の演出を連想させてくれる場面がありました。
・アリエッティが初めての"借り"に行く前、自室でワンピースを着た後クルッと回るシーン = "魔女の宅急便のキキ"
・だんご虫の動き = "風の谷のナウシカ"
・古い家屋の庭をこそこそと動き回るアリエッティ = "となりのトトロ"
その他にも、たくさんジブリを感じることができて幸せ♪
それでも観終わって、若干の喰い足りなさを感じました。
マチ針、暗闇を動き回るネズミ、スピラーの存在が伏線だけ張られて全く物語で生きてこなかったのが残念。。
小人は人間から"借り"をするが、小人は人間に何をする?? 小人⇔人間の世界の循環が見えてこなかったのも少し残念。。
とはいえ、純粋で無限の冒険を目の前にした初めの"借り"のアリエッティには胸がドキドキしました。
隣で座っていた子供たち3人はだいぶ前のめりになって、画面を食い入るように観てました^^ほんと子供たちの心をギュッとつかむのが上手いんだなぁと感心☆
「耳をすませば」、「猫の恩返し」、「借り暮らしのアリエッティ」とやはりジブリでの初監督作品は少女の成長物語なんですかね^^
最も印象に残ったシーンは、ポッドのかっこよさかなぁ。あれだけ頼もしい父親がいてくれたら、きっと今もどこかでたくましく暮らしているはず!男の鑑ですな。
あと、スピラーが未来少年コナンのジムシーに見えてしかたがなかった(笑)
連想作品:「ニルスのふしぎな旅」 (小人を見ると、すぐにニルスを連想してしまって…)
2010/07/31 14:16
Good Luck
床下の小人たち [75点] [参考:2]
小人が登場する児童文学と言えば愛読書である佐藤さとる著『だれも知らない小さな国』が真っ先に思い浮かぶのだが、残念ながら本作はその映画化ではなく、こちらも児童文学では有名なメアリー・ノートン著『床下の小人たち』の映画化作品である。
小人の少女アリエッティと心臓の手術を間近にひかえた少年翔の小さな交流を描いたものであるが、あまり派手な演出や難解な解釈はなく、初期のジブリ作品を彷彿させる。
宮崎駿が企画と脚本に回り、ジブリのアニメーターであった米林宏昌を監督に抜擢したことと、宮崎アニメでは定番の戦闘場面や表現は違ってもこれは戦闘場面だなと思える描写がなく、戦いとは無縁の人々を主人公とした物語であったのが幸いしたのかも知れない。
今や世界の宮崎となった宮崎駿監督作品は、規模の大小や作品ごとのアプローチは異なっても、体制と戦う反体制の人々を描いたものが多く、そうとは気づかずに観ている子供たちはどう受け止めているのだろと考えることがあった。
しかし本作にはそのような隠されたテーマはなく、人間に見つからないよう人間と共存している小人の家族の生活と、アリエッティのちょっとした油断から人間に姿を見られたことによって起きる騒動だけで作品が出来上がっているのに好感が持てた。
宮崎駿がどの程度まで本作に関わったのかは定かではないが、物語にこれまでの宮崎作品とは多少違った匂いがするところから、米林監督の判断に作品を委ねていた部分も多いのではないだろうか。
確かにジブリ作品=宮崎駿監督作品もいいのだが、これからのジブリを考えるとジブリを受け継ぐ人材の育成の意味もあって本作が作られたのかも知れない。
それならばもっと宮崎駿色を取り除いた作品にしてもらいたかったのだが、配給する側と多くの観客はそれを望まないのだろう。
一番気になったのは宮崎駿のこだわりを受け継いだような声優の人選で、本作でも残念ながらまたもや人気俳優の声が画面から聞こえてきたことである。
最近のジブリ作品の中ではこの声優陣は上手い方だとは思ったのだが、役者そのままの声で各キャラクターを演じられると、いくら上手く声をアテていてもその人の顔が思い浮かんでくるのがどうしても好きになれない。
出来ることならジブリ作品にも<超>日本語吹替え版を作ってもらいたいものである(笑)
2010/07/27 20:39
kira
最初の頃のジブリの良さが見える作品 [73点] [参考:1]
最近のジブリ作品は何故か今一つ感情移入できずに
それでも気になるので観てはきました
今回もあまり期待できないかもと思いつつ鑑賞
そしてその考えは鑑賞後180℃その考えを変えなければ
胃kませんでした
床の下に住む小人のアリエッティは
病気で静養に来ている心やさしい少年と出会う
本当は禁断とされているが、自分の姿を見られてしまう
少年と小人の少女の心の交流
そして別れを描いた 美しく、切なくも 暖かい物語
この作品に宮崎駿が関わってないのに
どうしてこうもジブリ初期作品と似てると思ったのか
とある映画雑誌の宮崎監督のインタビューをみて理解しました
監督は和糧に道を作ろうとしているし
自分でも言ってらしたが、多分ネタ切れなんでしょう
若手監督を育てようと今回も起用しました
この起用された監督のバックグラウンドが深く語られないので
実際のところは若rないあけれど
おそらくジブリで働いている事自体
宮崎作品のファン そしてこのアリエッティの映像をみて
おそらく初期の作品のファンなのだと思いました
きれいな自然描写に 人間の気付き
いろんな発見の連続で学んでいく
素敵な監督が現れたと言うにはまだ早いかもですが
自作にとっても期待したいです。
2010/07/12 21:51
ななりん
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