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私の中のあなた

My Sister's Keeper
2009/アメリカ/ギャガ・コミュニケーションズ/110分
出演:キャメロン・ディアス アビゲイル・ブレスリン アレック・ボールドウィン ジェイソン・パトリック ソフィア・ヴァジリーヴァ へザー・ウォールクィスト ジョーン・キューザック 
監督:ニック・カサヴェテス
http://watashino.gyao.jp

偏差値:60.9 レビューを書く 解説

なかなか [80点]

※ネタバレを含むレビューです。
良かった映画です。
でも、日本的な展開だったかな?外国では見受けられないような感じでしたけど。キャメロン・ディアスも頭を剃って頑張ってました。さすが女優。

2010/04/26 15:39

denco

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移植とは ドナーとは 家族とは [90点] [参考:1]

テーマの重さと反比例するように、画面から
ほとばしる明るさと家族愛に、救いと共に
痛々しさを感じます。

同じような年頃・年齢差の娘2人を持つ母親の
一人として、キャメロン・ディアス演ずる母親の、
長女を守るための「ドナー用」に第3子を産む
という決断には、戸惑いを禁じ得ませんでした。
子供の命も身体も親のものではないはず…。
普通に生まれ育った未成年の兄弟姉妹間で移植が
必要な事情が発生した時、もしも自分が親の立場
だったらと思うと、一人を救う為とはいえ、健康な
子供の身体にメスを入れたり針を刺したりする事に
躊躇を感じない親はいないはずだと思うのですが、
生まれて来た次女の身体・臓器は「移植用」と
思って疑わない姿勢は、この母親自身もキャリアを
なげうち、すべてを長女の為に捧げて闘っている
という自負と、家族なら助け合うのが自然で当然と
いう信念から来ているのでしょう。
後半の法廷シーンで、弁護士から過去の移植手術が
次女の健康に及ぼした影響を問われるうち、その
信念に一抹の揺らぎを覚える場面に、ほっとさせら
れました。

また、この映画のテーマが決してそこにあるのでは
ないとわかってはいるのですが、臓器移植目的での
子供の人身売買をテーマにした「闇の子供たち」が
脳裏をよぎりました。

2009/10/20 21:29

キキョウ

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試写会いきました~~ [75点]

キャメロンの母親という役柄はどうなの~?と最初は思っていましたが、これが見事にはまっていました。
内容が社会性のあるものだったので、奥深く内容の濃い映画だなと思いました。

2009/10/20 13:38

ちあき55033

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永遠のテーマ [90点]

何が良くて、何が悪いのかわからなくなる作品。
見る人の立場によって、感じ方が違うと思う。
臓器移植は、永遠のテーマですね。
原作とは結末が違うので、是非原作も読んでください。

2009/09/26 00:13

ぷらねっと

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愛情に溢れた作品 [80点]

※ネタバレを含むレビューです。
遺伝子操作によって、白血病の姉のドナーとなるべく生まれてきた妹のモノローグから始まるこの作品。
人生は生きた時間の長さが幸せの基準じゃなく、生きている間どれほどの内容で生きたか?
ここに出てくる姉のケイトは幸せだったと思います。健康な子供と同じように普通の恋愛に憧れ、悪ぶってみながら自分の境遇
に落ち込み、そのなか自分の気持ちを共有できるステキな彼に出会い、自分の儚い運命を知りつつもその悲しみに悟りをひらいていく
様には、涙が止まりませんでした。末期になっても明るく、優しく、母親を包み込む彼女の姿には
見ていてつらいものもありました。その姉のドナーとなるべく「意図的」に生まれた次女のアナ。
その運命に逆らって移植拒否の訴えに出た真相は、家族愛に満ち満ちて暖かさと感動と優しさにあふれた結末でした。
家族各々の立場で考え方は違っても、ケイトを救いたいという気持ちは皆同じなのです。
姉の病気がなければ存在すらしなかったかも知れないと思えばどれほど傷つくであろうか?ただ、そんな状況のなか
でも姉を思う優しさ。その繊細な役を感情豊かに演じているアビゲイル・ブレスリンは今後とても期待できる女優さんに
なると思います。
臓器提供を拒む理由やそれぞれの心の中の悩みや葛藤が後半分かるにつれてより感動の波が押し寄せてきます。
家族の中での蟠りや考え方の違いもありますが 「ケイトを救いたい。」という気持ちは家族みんなの切なる願いなんですよね。
あまりに深い愛情と強さに涙が止まりませんでした。家族愛と優しさが詰まっている作品です。

2009/09/17 14:25

こっこ

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