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2009/日本/東映
出演:浅野忠信 香川照之 松田龍平 宮崎あおい 仲村トオル 役所広司 
監督:木村大作
原作:新田次郎
撮影:木村大作
脚本:木村大作、菊池淳夫、宮村敏正
http://www.tsurugidake.jp/

偏差値:59.5 レビューを書く 解説

素晴らしい映画です [100点] [参考:4]

このレビューはネタバレを含みます

この映画は3年前から日本測量協会が応援しています。原作:新田次郎が明治を代表する測量士:柴崎芳太郎と妻:葉津よのドラマ及び測量という仕事の大変さを詳細に書いた、実話を基にしてドキュメンタリー的に撮影した素晴らしい映画です。キャストは、現在日本映画界を引っ張っている一流俳優を集めているのです。浅野、香川、松田、役所、小澤に加えて、昨年、大河に主演中だった宮崎あおいさんを出演させています。宮崎さんは大河の撮影中で、3日しか撮影に参加する時間が無いのに、愛知県の明治村まで駆けつけてドラマとして一番重要な最初と最後に、出演されています。
脚本も素晴らしくラスト前に、感動するシーンがあります。芳太郎「ひとは何をしたかではなく、何のためにしたかが大事なんだ。そうだよな葉津よ。」
葉津よ「芳太郎さん、あなたがどんなことになろうと葉津よはいつでもあなたの味方です。」ここは泣けます。既に102万にもの人が見ているところからも、この映画の良さが伺えます。来年は、日本映画の数々の賞を総なめにするのではと思ってます。

追記 <剱岳、点の記>
2009/12/22 日本アカデミー賞を総なめにしました。
2010/3/5の本番では、最優秀賞になって欲しい。

2009/07/05 23:47 (2009/12/25 23:26修正)

ふっくん

参考になりましたか?

日本に生まれてよかったと思いました。
日本人なら、これは見なきゃいけない映画ですよね。
宮崎あおいのシーンもいいけど、浅野忠信と香川照之の二人、泣けるなあ。

監督は初日舞台挨拶でお客さんに「皆さんも仲間です」と挨拶して感極まっていたそうですよ。いい監督ですね。

シネマガ管理人 (09/07/06 02:35)

香川照之さんが深夜番組のゲストでこの映画の番宣をしていましたが、撮影中気をつけていたことはと聞かれて「毎日生きて帰ってくること。」と答えていたのには笑ってしまいました。

でも実際に映画を観てみると、確かにその言葉通りのロケだったんだなと納得しました。

時代は違っていても地図作りと映画作りに命をかけた男たちのドラマでしたね。

kira (09/07/12 02:25)

>管理人さんコメントありがとうございます。
あの頭が痛くなるような原作(測量器具の説明など)を良く2:19にまとめたと感心しています。木村監督は、「皆さんも仲間です」と言いながら、記者達に「いっぱい写真とって捨てるなよ!」と得意の毒舌はいてましたね。僕は、たぶん3回目見に行くと思います。

ふっくん (09/07/12 18:53)

>kiraさん、コメントありがとうございます。
舞台挨拶でも、苦労話が多かったですね。本当に、恐ろしいところで撮影してますから、高所恐怖症の僕には無理です。
原作読まないとドラマとして見るには無理がありますが、あの短いセリフに込められた思いが解れば、測量士達と妻の物語に入っていけると思います。今度は、一番前の席で一言も聞き漏らさないようにしたいです。

ふっくん (09/07/12 18:53)

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第33回日本アカデミー賞は『劔岳 点の記』が最多6部門で受賞。作品賞は『沈まぬ太陽』に。

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