東京タワー点灯式に小室哲哉が登場し映画『行きずりの街』主題歌を披露

小室哲哉

11月3日(水)、東京タワーのクリスマス・イルミネーション点灯式が行われ、ゲストとして映画『行きずりの街』の出演者である仲村トオル(45)、小西真奈美(32)、阪本順治監督(52)、主題歌を歌うmeg、主題歌をプロデュースした小室哲哉(51)が登場した。

東京タワーのクリスマス・イルミネーションは、今年で14回目。港区が区をあげて行う一大イベントであるが、今年は六本木を舞台に描く映画『行きずりの街』のPRイベントとのコラボレーションが実現した。港区副区長と東京タワーイメージガールであるAKB48チームK所属の梅田彩佳(21)らと共に、仲村トオル、小室哲哉らも点灯スイッチを押す大役を任され、仲村は「東京タワーだけはまだ娘たちを連れていってない観光名所なんです。今年の冬は連れてきて、このライトはパパが点けたんだよと自慢したいと思います」と終始ご機嫌顔で、小室は「東京タワーは実は僕と同い年でして、長い間がんばってきてるなと改めて感心してるんです。あっちの方に若者のタワーが出て来ちゃったんで、ちょっと寂しいなと思うんですけど、これからも僕も東京タワーも頑張って行きたいなと思います」と挨拶していた。

カウントダウン後、クリスマスツリーは5万個のLED電球で一斉にライトアップされた。また、タワーのライトアップも赤と緑のダイヤモンドヴェールによる新ライトアップがお披露目された。今年は光のオブジェなど、合計11万個の電球が使われており(地球に優しいグリーン電力を使用)、12月26日(日)までライティング・ショーを展開する。

『ALWAYS 三丁目の夕日』、『東京タワー、オカンとボクと、時々、オトン』、そして『行きずりの街』と、これまでも様々な映画の話題作で一役者として堂々とした輝きを見せて来た東京のシンボル、東京タワー。昼は子供達のプレイスポット、夜はカップルたちのフォトスポットとして人気を集めそうだ。

セレモニーの第二部では、ジャズシンガーのmegが映画の主題歌「再愛 Love You Again」を披露した。さらに小室哲哉がピアノを演奏するというフリーイベントとは思えない豪華ミニライブが実現し、訪れた2000人の観光客を立ち止まらせた。

「再愛 Love You Again」は、ビートルズを日本に広めた音楽評論家の湯川れい子が作詞し、小室哲哉がその詞をもとに作曲した。小室はこの日「男性と女性の心の奥底の純愛というか。だんだん大人になっていくとそれをストレートに出せないもどかしさを表現したいなと思いまして。詞を読んだ感じ、できることなら恋愛が成就して欲しいなと思いまして、明るい曲にしようと思いました。megさんがストレートな声質なので、非常にフィットしたと思います。純愛だけど明るくて、大人の事情的なものも表現できたと思います」と曲に対する思いを語っていた。

megは「まさに小室さんの世界観がわーっとつまってる、ストーリー性があって躍動感のある曲だと思いまして、私に歌えるかなと思ったのが正直のところでした。12年という時間をかけて再会した二人が愛し合う、女性の思いみたいなものも大切に持ちながら、より沢山の人に聴いていただけるように歌いました」とコメントした後、「小室さんの作った楽曲をカラオケボックスで歌っていた世代なので、まさか小室さんとお仕事をご一緒させていただけるとは思わなかったので、しばらく放心状態で聴いていました。本当です!」と興奮気味に喜びを語り、小室も思わず照れ笑いしていた。

「再愛」は、11月17日にデジタルシングルが、12月8日にマキシシングルがリリースされる。ところで、カップリングの「Bright Star」についてもここに付け加えておかねばなるまい。「Bright Star」は曲がショパンのノクターン、詩がジョン・キーツから引用、それをクリヤ・マコトが編曲した曲で、みずほ証券のCMソングとしてオンエアー中だ。「再愛」と共に注目されたい。

映画『行きずりの街』は、東映の配給で11月20日から全国公開される。仲村トオルにとっては俳優生活25周年、第50本目という記念すべき作品となる。(文・澤田英繁)

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2010/11/07 23:07

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