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『華鬼 三部作』舞台挨拶の最長記録樹立か

華鬼

11月7日(土)、お台場にて、『華鬼 三部作』の完成披露試写会が行われ、出演者の荒木宏文(26)、逢沢りな(18)、細貝圭(25)、村井良大(21)、加護亜依(21)、渡辺大輔(27)、三浦力(26)、栩原楽人(とちはららくと・20)、監督の寺内康太郎(34)、主題歌の+Plusが登壇した。

『華鬼 三部作』の原作は、「IQ84」、「アマルフィ」に次ぐ週間売上ランキング3位を記録した超話題作。累計25万部突破の大人気PC小説を三部作で映像化した。ちょうど巷では『沈まぬ太陽』が途中休憩があるほどの長尺映画として話題になっているが、そんなの目じゃないぜと、『華鬼 三部作』の完成披露試写会のコンテンツは半端じゃなかった。お台場シネマメディアージュの1番スクリーンを丸一日借リ切って、三部作を一挙上映し、途中に3回も休憩を入れるという業界仰天のスケール。通常ならば15分で終わる舞台挨拶も、この日はなんと1時間もやってくれて、ただ舞台挨拶の4文字で片付けるにはあまりにも惜しい感じであった。くじ引で観客にポスターをプレゼントするなど会場の観客とステージの俳優たちの距離感も縮まり、どちらかというとファンミーティングに近い乗りだったと思う。紛れもなくシネマガが取材した中でも過去最長の舞台挨拶であった。

配給のジョリー・ロジャーはD-BOYSなど美形俳優を起用し、コンスタントに低予算映画を量産して定評があるが、同社では大手配給会社が実施する舞台挨拶にありがちなパターン化された様式の枠にとらわれない自由形式の舞台挨拶の在り方を提供している。舞台挨拶に主題歌アーチストのミニライブを盛り込むのも大きな特徴である。最たる違いは他の舞台挨拶ではあまり聞けない役者たちの本音トークが聞けるところ。以前シネマガでも紹介した同社の『ハード・リベンジ、ミリー』の舞台挨拶はもはや伝説的とさえ言える。この日の舞台挨拶も1時間、終始アットホームな空気の中、時は過ぎていった。

荒木宏文。これだけの大作でタイトルロールを演じた役者である。D-BOYSブランドの底力には計り知れないものがあり、シネマガではD-BOYS絡みの記事は毎度非常に安定したページビューを獲得している。日本のファンサイトのみならず中国などのブログやSNSなどで話題に取り上げていただいて、前回の記者会見の記事も荒木宏文効果はかなりのものであった。今回の記事でも荒木宏文効果に期待が高まる。それだけ根強いファンに支えられているということだろう。

正直に言って、お台場でのイベントはなかなかマスコミが集まらないものである。というのも、場所が遠く、カメラなどの機材を持ってゆりかもめ線に乗るのは楽なものではなく、避けられがちだからである。この日も、あまりマスコミが集まっていたとは言い難かった。あるライターは「加護ちゃんが来てる割には取材の数が少ない」と話していたが、そこで僕は逢沢りなを大プッシュした。もちろん加護ちゃんもいいけど、逢沢りな目当てでもっとマスコミが集まっても良かったと思う。前回の記者会見の記事は逢沢りなファンにも大変好評だったし、僕は最初から逢沢りな目当てで取材に来ていたくらい。ウナコーワのCMに出ていたあの美少女がりなちゃんだ。全国高校サッカー選手権大会応援マネージャー(現在は川島海荷が務めている)の経験があることからも保証付。舞台挨拶中も愛嬌たっぷり振りまいて好感度は抜群。荒木宏文から何度もちょっかいをかけられる様子が初々しく、これは今後人気者になるに違いないと思わせた。

3人の男たちが、鬼の役ときいて、「角がある寅柄パンツの鬼を想像していた」と声を揃えて言っていたのが微笑ましい。村井は「学園ものなのに鬼が出て来る、最初はリンクするのか?と思った」と語っていたが、そこはうまく作られている様子だ。本作は石川ロケを敢行した作品だが、荒木はロケについて聞かれ「やっべー、すっげー楽しかった」と連呼して、その楽しさがよく伝わってくるようだった。温泉に入ったり、休憩時間はみんなでUNOをして遊んだらしく、まるで修学旅行から帰って来た生徒たちを見ているような感覚であった。気になったのは、唯一監督だけが以前よりもやつれたように見えたこと。実は監督一人だけ現場ではすごく神経を使っていたのではないかと。三部作でひとつにつながるオムニバス大作を一人でまとめたのだから無理もないだろう。

イベントにはサプライズも用意されていた。舞台挨拶がいよいよ終わりというときになって、荒木が「ちょっと待ってて。見せたいものがあるから」といって突然舞台裏の方に走って消え、続いて細貝も「ちょっとトイレに行って来る」といって出て行った。まだイベントの途中なのにトラブルか?と一瞬ドキッとさせられたが、かと思うと、ゾロゾロと登壇者が退場し、渡辺大輔だけがひとりステージに取り残され、キョロキョロして何が起きたのか理解できず困惑しまくり。実はこれは渡辺のために用意されたハッピードッキリ企画だった。困惑する渡辺の前にバースデーケーキが登場し、ハッピーバースデーの歌を全員が大合唱。渡辺は本気でびっくり。嬉しそうに頭を掻きながら「本当に最高! これからこの映画館にいる皆さんと一緒にどこかに遊びに行きませんか」と喜んでいた。喜ぶ顔を見ている方もまた嬉しくなるというもの。幸福感が伝染して我々も幸せな一時が過ごせた。

『華鬼 三部作』は第一部が11月21日、第二部が11月28日、第三部が12月5日より、池袋HUMAXシネマズ、お台場シネマメディアージュ、丸の内TOEI2他全国順次ロードショー。(文・写真:澤田英繁)

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2009/11/08 9:22

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