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デトロイト・メタル・シティ

2008/日本/東宝
出演:松山ケンイチ 加藤ローサ 松雪泰子 ジーン・シモンズ(2) 
監督:李闘士男
http://www.go-to-dmc.jp/

偏差値:58.0 レビューを書く

思ってたより [70点]

※ネタバレを含むレビューです。
ギターを弾きながら体を横に向けるマツヤマケンイチを見て、あまり観たくないなーと思っていたけど、それなりに面白い映画でした。

2011/01/08 05:33

denco

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ジーン・シモンズ! [85点]

※ネタバレを含むレビューです。
僕はカジヒデキやカヒミ・カリィみたいなオシャレな音楽も、キッスみたいなヘヴィ・メタルも大好きなので、この映画はすごく楽しめました。本当はポップがやりたいのにデスメタルをやらされてる主人公の心の声がかなり笑えます。ある意味、スーパーヒーローものの一種か。松雪泰子、すごく綺麗な女優さんですけど、こんなにはじけた役も出来るのかと新しい発見。高笑いするところでは映画館も大爆笑だったのでは?

僕は人生で一番大切なことは夢を持つことだと思うのですが、この映画ではそこが一番よく描かれていたので、結構胸がキュンとするところもありました。加藤ローサとの恋の描き方も可愛くて好きです。ほんと、理想の女性像って感じで出てきますよね。

トイレで後輩とハモるところ、田舎に帰ってクラウザーに変身するところ、最高です。だんだん本当にクラウザーがかっこよく見えてくるんですよね。あと、お母さんが最初から息子がクラウザーだとわかってたというのが泣けます。

ジーン・シモンズが出てきたときには「やったぁ」と思いましたね。ジーン・シモンズは結構こうやって色々なものに出てますが、メタル界のゴッドとして出てくるところは現実と同じで、一ファンとして嬉しくなります。

メタルは奥が深くて、様々なカテゴリーのものがありますが、一般的には嫌いという人が多い気がしますが、どんな音楽にも人に夢を与えているんです。そう思うと、どんなものでも愛おしく思えてきますよね。目から鱗が落ちた気分でした。

2010/01/23 23:24

シネマガ管理人

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デスメタ最高! [80点] [参考:1]

松山ケンイチはカメレオン役者であると思っていたが、ここまでブチキレた役をやるとは思わなかった。

爽やかな恋の歌を歌いたいのに事務所の方針で真逆のデスメタを歌わされ、いつの間にかデスメタ界のカリスマになってしまったギャップと、それを悩んでいる姿が面白く楽しい。

ヨハネ・クラウザーⅡ世の歌を松山ケンイチ本人が歌っているのであれば歌唱力も大したものである。

もっとも「サツガイセヨ、サツガイセヨ」と絶叫するところ以外は何を歌っているのかよく分からなかったが、デスメタ初心者の私はまぁそんなものと納得することにした。

TVの歌番組では日本語で歌っているのに歌詞のテロップが流れるという不思議な現象が多いが、この映画にも歌詞のテロップを流してほしかった。

松山ケンイチ以上に驚いたのが事務所の女社長、松雪泰子である。

本作上映前に「容疑者Xの献身」の予告編があり、そこに映っていた彼女は悲しく薄幸そうな女性に見えた。

ところが本作の彼女はイカれた服装の超ドS女で、卑猥な台詞を連発しながら嫌がる松山ケンイチを意のままに操る女性であったため、観ていたこっちは椅子から転がり落ちそうになった。

やっぱり役者さんは凄いものだ。

今までデスメタは聴いたことがなかったが、ちょっと聴いてもいいかなと思える楽しい作品であった。

2008/10/23 23:17 (2009/03/02 21:34修正)

kira

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原作を見事にアレンジ! [90点] [参考:2]

※ネタバレを含むレビューです。
本日、映画館で観てきましたーっ!

原作が大好きで、アニメも全部観ちゃってますので、映画版はどうなっているんだろうと鼻息荒くしながら見てきました。

見終わってからのは感想としては、とにかく、凄い! よくぞここまでやってくれたという感じですっ!
原作を完全忠実にしていないという意見もあるかもしれませんが、私は既存するエピソードの端々をくっつける事で、一つの話としてちゃんとまとめている部分に大きく評価すべきではないだろうかと思いますっ! 思わず、構成作家さんの名前を確認しちゃった位ですよ!!

なんていうのか、もしもDMCが一巻分の話だったと仮定したら、きっとこういう形で終わっていたんだろうな~っという感じがするナチュラルなストーリー構成で、役者も演出も最高にマッチング……一部、悲しい事になっている部分もありましたが……している感じでした!
とにかく、周りのお客さんも大爆笑、原作を知っている私もニヤニヤと最高に盛り上がった感じで終了した感じです。

ただ、もしも変更が出来るなら、ラストのジャックとの対決は原作完全忠実でやって欲しかったな~っという位でしょうか。ちょっと物足りなかったですねー。まあ、それまでの完成度が高すぎたせいかもしれませんが……。

最近の邦画はちょっとー……と思う、私に「いやいや! まだまだ邦画は死んでないぜ!!」とハッキリコッキリポッキリ思わせる良作でしたっ!

2008/09/19 01:02

ころね

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