2010/日本/ギャガ/111分
出演:鈴木亮平 MINJI 財津一郎
監督:塩屋俊
撮影監督:江原祥二
原作・脚本:矢城 潤一
製作総指揮者:北川淳一、丸茂日穂、木村正人
音楽:中村幸代
http://futatabi.gaga.ne.jp
老人たちの夢 [70点] [参考:1]
このレビューはネタバレを含みます
弱った体に鞭打って山道を歩き続けるところとか、
ぼんやりしてきた記憶がいきなり鮮明になって
感情がこみあげてくるところとか、
ナベサダとアイコンタクトしながら演奏する時の目の輝きとか・・・
もうホントに真実の高齢者たちの姿がそこにあります。
祖父の権三郎は、元ハンゼン病患者で、若い時にジャズマンだった、という設定なのですが、
もうそういうことはあまり関係なく、
全てのお年寄りたちが胸に秘めているであろう、強い感情に心を打たれました。
40~50代の子ども世代は、
身近な親世代になにか手を貸したいと思うし、
そして孫世代の若者たちも
壁をつくらずにヒロトのように
素直な気持ちでつきあってくれれば、
年代を越えた本音のやりとりができますよ、きっと。
と思うのです。
50年も思い続けた愛、
自分の命を削ってまでも実現したい夢。
若いコたちのラブストーリーではたちうちできない
強い想いがそこにはあります。
ほっこり笑えてじんわり泣ける。
ぼんやりしているけど強いメッセージをもった映画でした。
(シネママガジンで招待の試写会でみせていただきました)
2010/11/04 21:00
kerakuten
これぞ本物のジャズ映画『ふたたび swing me again』公開
11月13日(土)有楽町スバル座にて、『ふたたび swing me again』の初日舞台挨拶が行われ、鈴木亮平、MINJI、藤村俊二、犬塚弘、財津一郎、塩屋俊監督が登壇した。