The Happening
2008/アメリカ/FOX
出演:マーク・ウォールバーグ ズーイー・デシャネル ジョン・レグイザモ アシュリー・サンチェス
監督:M・ナイト・シャマラン
見えない恐怖 [70点] [参考:1]
このレビューはネタバレを含みます
冒頭のつかみはばっちりです。
公園で風が吹くと突然人々が立ち止まり、次々と自殺をしていく。
工事現場を見上げると次々と人が降ってくる場面はマジでビビリました。
わけも分からず逃げ惑う人々。そしてまた風が吹くと人が死んでいく。
と、ここまではワクワクしながら観ていたのですが、あとは原因の解明も対処の方法もなくひたすら逃げる主人公一家を映すのみで、90分ちょっとの作品なのにやたら長く感じました。
植物が自己防衛のために人間を自殺に追い込む成分を出しているらしい、との説明はあるものの今ひとつ説得力がなく、結局原因は謎のままで翌日には事態が終息した終わり方(他国では再発したような終わり方でしたが。)には何だかストレスがたまりました。
原因を究明してそれに立ち向かう人々を描けばればもっと面白くなったと思うのですが、そうするとよくある作品になってしまうので、あえて原因を明確にせずに人類が自然に対して行ってきたことへのしっぺ返しを、見えない恐怖として観客に警告するのがシャマラン監督の意図するところなのかもしれません。
2008/08/01 17:51 (2008/08/02 08:00修正)
kira
10月19日(月)、六本木にて、東京国際映画祭でグランプリを競うコンペティション部門に選出されている『台北に舞う雪』が上映され、出演者のチェン・ボーリン、トン・ヤオ、トニー・ヤン、モー・ズーイー、そして監督のフォ・ジェンチイが舞台挨拶に立った。