今度は愛妻家
2010/日本/東映
出演:豊川悦司 薬師丸ひろ子 水川あさみ 濱田岳 城田優 津田寛治 奥貫薫 井川遥 石橋蓮司
監督:行定勲
原作:中谷まゆみ
脚本:伊藤ちひろ
主題歌:井上陽水
http://www.kondoha-aisaika.com/
今度は愛妻家 [85点]
薬師丸さん豊悦さんの巧みな演技もさることながらストーリーが巧妙(丁寧に創ってある)に出来てます。既に観た人から聞いていたので、泣かないように我慢していたのですが、途中からボロ泣きでした。
2010/05/04 05:22
jasmin
タイトルが切なすぎる [94点] [参考:1]
※ネタバレを含むレビューです。
鑑賞前、大方のストーリーを予測して見ていたけど、私が思っていたストーリーではなかった。
これはうれしい誤算。
異常に少ない登場人物、主役の夫と妻、夫の助手と女優志望の若い女、中年のオカマ。この5人が織りなす舞台劇のような映画。ていうか原作は舞台だったのですね。
背景はほとんど夫婦の自宅のリビング。
序盤はコミカルな展開で、笑えたけど、途中から5人の男女が入ったり出たりと、高いテンションでどなりあっているシーンがやたらと多い。
「うっ!ちょっとこの舞台劇のような過剰演技は私には苦手だなぁ~」と途中から引きそうになったけど、
終盤のトヨエツと薬師丸ひろ子のシーンで、わかっちゃいるが、涙があふれて仕方がなかった。
人間なら誰もが必ず訪れるせつなさと哀しさ。
そして時の流れが、落ちた心をまた少しずつ立ち直らせていくことを感じさせてくれた人の強さ。
薬師丸ひろ子は、十代の時からすごい存在感のある女優で大好きだけど、こういう透明感のあるフワフワした役も演じれるのだなぁ~と感嘆!
昔からスタイル見ると運動神経が?って気がするけど、どうしてどうしてすごい速さで走っていく演技は今も健在。
ペタペタと音を感じる特長があるような、へんな走り方なのだが、それがファンにはたまらない魅力なのだ。
この「さくら」という妻役。ワンシーン、ワンシーン、さくらがそこにいるだけで、なんだかほんわりと暖かい陽だまりを感じた。
トヨエツのダメ亭主も良かった。
愛すべき駄目駄目男だけど、カメラを撮りだすとすごくかっこいいカメラマンになって、さぞ撮られてる女性は幸せだろうなぁ~と思う。
タイトル「今度は愛妻家」って誰がつけたのか最高にいいですね。
映画を見終わった後、このタイトルがあまりにも切なすぎて・・。
忘れられない作品になしました。
(ニンジン茶はとてもじゃないが、飲みたくないな~。)
2010/01/27 21:22
ちりつも
ある夫婦の愛のカタチ [86点] [参考:1]
※ネタバレを含むレビューです。
オーソドックスな純愛映画ですが、丁寧に綺麗に描いた素敵な作品。
愛にはいろいろな形があります。親子、恋人、友達、そして夫婦。
愛は成長し、成熟していきますが、決して永遠ではありません。必ず別れは訪れます。
愛にいろいろな形があるように、別れにもいろいろな形があります。恋人との破局、友達との絶交、そして死別。自分の命が永遠ではないため、必ず別れは訪れます。
長い人生を歩む中で大切な人との別れは乗り越えていかなければならず、誰も願ってもないのに複数回遭遇するものです。
この映画はある夫婦の愛のカタチ、別れのカタチを緻密に美しくなぞっていきます。
愛する者の「さよなら」は絶対に聞きたくない言葉です。でも、「さよなら」もない別れはもっと辛いし、自分を責めてしまうものです。愛の大きさは失った時に分かるとよく言いますが、分かっていてもなかなか愛を表現するのって難しいんですよね。
愛するが故の喪失感。愛が大きければそれだけ、失った時の自戒や空虚は大きなものになります。それでも人は愛することをやめることはできないんだなぁと思いました。
やはり見所は豊川悦司、薬師丸ひろ子、石橋蓮司の演技力♪グイグイと映画に引き込まれます。(個人的には水川あさみは大好きなんです。。足がすっごい綺麗です^^)
特に印象に残ったのは、ファインダー越しのさくら(薬師丸ひろ子)の被写体としての魅力☆ 映画のキーになるというところではありますが、その可愛さ・美しさは観る者を釘付けにします^^ 行定監督 巧いなぁと思いました。
純愛映画はHappy Endを希望します。現実は必ずしもそぉはならないからこそ、登場人物には最後は幸せになって欲しい。そのことで自分も少しだけ幸せを分けてもらえるから。そういった点でも満足な映画でした。
連想作品:「いま、会いにゆきます」
「世界の中心で愛をさけぶ」
2010/01/23 22:32
Good Luck
染み入りました [95点]
豊エツ、薬師丸ひろ子、水川あさみ、石橋蓮司、みんな最高の演技でした。
多くの人にぜひ観てもらいたい映画です。
2010/01/20 02:46 (2012/11/20 00:51修正)
zerozerooyaji
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