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イングロリアス・バスターズ

Inglourious Basterds
2009/アメリカ/東宝東和
出演:ブラッド・ピット メラニー・ロラン クリストフ・ヴァルツ ダニエル・ブリュール イーライ・ロス ダイアン・クルーガー ジュリー・ドレフュス マイク・マイヤーズ 
監督:クエンティン・タランティーノ
http://i-basterds.com/

偏差値:60.9 レビューを書く 解説

ブラピが良い [80点]

ブラピはやはり、軽く汚れているぐらいのこの役が一番良い。自ら楽しんでいるのが劇中から分かったし。
タランティーノ節も相変わらずで良作でした。

2010/10/23 23:40

yusuke

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タランティーノ節が猛烈に炸裂 [95点]

やっぱりタランティーノはセンスが光る監督ですね。映像の見せ方も音楽の使い方も全然違いますね。撃たれるシーンとかもあまりにもかっこよすぎます。ヒトラー暗殺のときに仕込んだナックル型ピストルのギミックなどそのセンスの良さには惚れ惚れしますね。

アクションを抜きにしても会話シーンだけで鑑賞者を虜にしてしまうのも才能ですね。これだけたくさんの登場人物がいながらそれぞれに見せ場があっていずれも相乗効果をあげているところも驚異的。今回は英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語入り乱れてますが、会話だけでハラハラさせてくれました。

DVDに入っていた特典映像で会話シーンを長回しで見せている映像があったのですが、同じセリフなのになぜか迫力を感じないんですね。つまりは同じセリフでも撮り方、つなげ方次第でこんなにも迫力のあるシーンになるのかということです。

2010/07/11 02:04

シネマガ管理人

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B級映画の最高傑作 [65点]

タランティーノの世界観が如実に出た作品。相変わらずB級映画の強いにおいを漂わせる作品ですが、彼の作品が苦手な人でも比較的取っつきやすいはず。但し、グロやドンパチものが嫌いな人は、やはり好きになれないでしょう。それでも、ゴールデングローブ賞に多くノミネートされたのも十分納得の仕上がりです。

2009/12/31 16:20

melc

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映画館で10回観ました。 [97点] [参考:1]

タランティーノの、タランティーノによる、ユダヤ人のための物語は、まさかまさかの極上サスペンス。あれ程の緊張感を持続させながら、笑わせ続ける術に感服でした。監督の過去作の一場面を思い起こさせる要素が至るところに散りばめられているのも興味深かったです。ラストカットから、エンドクレジットへの流れに込められた自信は、決して過信ではありませんでした。

2009/12/30 15:54

tri019

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観てきました。。 [100点]

ちょいと遅れましたが観てきました。

私は難しい事は良くわかりませんが、高校時代に学校サボって観た『パルプフィクション』を思い出しました。。

劇中の衣装は見る限り、時代にあったリアルな物だと感心しました。

タランティーノ良いです。。

2009/12/06 19:30

B級 PAT

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タランティーノ監督の本領発揮 [80点] [参考:1]

オープニングで流れる『アラモ』のテーマ曲。戦争映画なのに導入部のマカロニウエスタンっぽい演出(『アラモ』はマカロニウエスタンじゃなく正統派の西部劇だが。)がタランティーノ監督作品らしく、この曲に限らず全編に使われている様々な音楽が楽しい作品である。

戦争映画ではあるが物量作戦的な戦闘場面があるのではなく、レイン中尉(ブラッド・ピット)が率いるゲリラ部隊「イングロリアス・バスターズ(名誉なき野郎ども)」がナチスの兵士を次々と血祭りに上げて行くゲリラ作戦と、ナチスに家族を奪われた女性ショシャナ(メラニー・ロラン)によるヒトラーを筆頭としたナチス高官の暗殺作戦を描いたサスペンス映画である。

「イングロリアス・バスターズ」によるゲリラ作戦の手口はかなり残虐で、ブラッド・ピット目当てでこの作品を観るとちょっと痛い目にあう女性も多いのではないだろうか。

これはブラッド・ピットの映画ではなくタランティーノ監督の映画と最初から割り切っていればそれなりに楽しめるが、血や痛い場面が苦手な人にはちょっと辛い作品かもしれない。

上映開始から1時間以内に退場したら全額返金のキャンペーンからタランティーノ監督がこの作品にかける意気込みがうかがえるが、残虐場面に耐えきれずか上映開始から30分で2人が退場。これもキャンペーンのお陰ですね。

アメリカではタランティーノ監督作品としては最大のヒット作になっているそうだが、タランティーノ監督作品だから、と許せるような演出がないわけではない。

戦争映画とサスペンス映画とが結びついた傑作は数々あるが、そこに過剰なバイオレンスが加わるとどちらに主眼を置いて観ればいいのかが分からなくなってくる。

せっかくのサスペンス映画のドキドキ感が過剰なバイオレンス描写に浸食されているような気がしてならないのだ。

とは言え、それをなくしてしまうとタランティーノ監督作品らしくなくなるので、やはりこれはタランティーノ監督が好きか嫌いかで観る者の評価が分かれる作品ではないだろうか。

全編でずっぱりなのはブラッド・ピット…ではなく、ナチスドイツでユダヤ・ハンターの異名を持つランダ大佐役のクリストフ・ヴァルツであるが、彼の怪演ともいえる狡猾で憎々しいまでの演技は必見であり、完全にブラッド・ピットを食っている。

また、こんなことを書くと世界中の女性ファンを敵に回すかもしれないが、それにしてもブラッド・ピットなんだか恰幅がよくなってやたら老けたように見えてしまった。

前作『ベンジャミン・バトン』でCGで再現された美しいほどの青年時代のブラッド・ピットが目に焼きついているためによけいそう感じたのかもしれない。

同世代のキアヌ・リーヴスやトム・クルーズと比べると若かりし頃の面影はいずこ、といった感じであるが、これは幸せ太りなのか役作りのためのデニーロ・アプローチなのか、願わくば後者であると信じたい。

2009/11/29 19:26

kira

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エキセントリック [85点]

何と言ってもキャラクターが強烈です。
にこやかな笑顔と非道なほどの行動力を併せ持ち、殺しの仕事を忠実にこなしていく
“ユダヤ・ハンター”の異名を持つSSのハンス・ランダ大佐。
祖先にインディアンがいると豪語し、部下たちに“頭の皮を100枚集めて来い!”と命令する
アメリカ軍のアルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)。
そしてレイン中尉の部下にはバットで殴り殺すのを得意とする男や
ナチス将校を何人も暗殺した元ナチスなど、相手を殺すのに容赦しない男たちが揃っています。
そんな彼らの繰り広げるシーンはあまりにもブラックで怖かったです
今までのタランティーノ監督お得意の直接的な暴力描写は影を潜め、
抑制された会話によるサスペンスです。。タランティーノのデビュー作「レザボア・ドッグス」や
「パルプ・フィクション」の頃を思い出させてくれる会話は、彼のファンとして大満足!
ストーリーもこれぞ劇画風・コミックタッチで、「キル・ビル」を遙かに超えたエキセントリックな
キャラクターのオンパレード。歴史を完全に無視した展開。理屈ではない楽しさがはじけてます。
でも、タランティーノ監督作品ですから、楽しさだけじゃなく、頭ははじける、皮は剥がされる、
血は飛び散る。なんでもありの、タランティーノの独創的な世界観が光ってます。
彼らしい瞬発的なバイオレンスやシニカルなユーモアももちろんあります。
エンドロールの頃には、この映画は笑ってよいのか?泣けるのか?と思ってしまいましたが、
独特な世界を是非自分の目で確かめてください!

2009/11/21 12:26

こっこ

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ブラボー! [90点]

タランティーノ・ワールド全開。
心地良いケレン味と小気味良いカリカチュア&
グロさ満載の153分は、チャプターに分かれて
いるのもご愛嬌かな?

ヒロインのメラニー・ロランの、凛々しさと
切なさがとにかく素敵で、魅せられました。
また、本作品でカンヌ国際映画祭男優賞に
輝いたクリストフ・ヴァルツの、計算され
尽くした演技には釘付けになりました。

あ、そういえば、ブラッド・ピットが贅沢な
狂言回しで出演していましたっけ(笑)

2009/11/07 16:15

キキョウ

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どうなる、キャンペーン! [90点]

公開4日間、つまらなくて、1時間以内に席を退出したら、全額返金キャンペーンの結果が知りたい!
ジャパンプレミアでは、私を含めて、周りの評判はよかったみたいだけど、タランティーノとか、ナチものに興味がない人はどうだろう?

2009/11/06 23:36

ぷらねっと

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タランティーノのエッセンスが凝縮『イングロリアス・バスターズ』

タランティーノのエッセンスが凝縮『イングロリアス・バスターズ』

2009年11月4日、東京国際フォーラムにて、『イングロリアス・バスターズ』のジャパンプレミアが行われ、クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、ジュリー・ドレフュスが登場した。

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