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Inglourious Basterds
2009/アメリカ/東宝東和
出演:ブラッド・ピット メラニー・ロラン クリストフ・ヴァルツ ダニエル・ブリュール イーライ・ロス ダイアン・クルーガー ジュリー・ドレフュス マイク・マイヤーズ 
監督:クエンティン・タランティーノ
http://i-basterds.com/

偏差値:60.9 レビューを書く 解説

エキセントリック [85点]

何と言ってもキャラクターが強烈です。
にこやかな笑顔と非道なほどの行動力を併せ持ち、殺しの仕事を忠実にこなしていく
“ユダヤ・ハンター”の異名を持つSSのハンス・ランダ大佐。
祖先にインディアンがいると豪語し、部下たちに“頭の皮を100枚集めて来い!”と命令する
アメリカ軍のアルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)。
そしてレイン中尉の部下にはバットで殴り殺すのを得意とする男や
ナチス将校を何人も暗殺した元ナチスなど、相手を殺すのに容赦しない男たちが揃っています。
そんな彼らの繰り広げるシーンはあまりにもブラックで怖かったです
今までのタランティーノ監督お得意の直接的な暴力描写は影を潜め、
抑制された会話によるサスペンスです。。タランティーノのデビュー作「レザボア・ドッグス」や
「パルプ・フィクション」の頃を思い出させてくれる会話は、彼のファンとして大満足!
ストーリーもこれぞ劇画風・コミックタッチで、「キル・ビル」を遙かに超えたエキセントリックな
キャラクターのオンパレード。歴史を完全に無視した展開。理屈ではない楽しさがはじけてます。
でも、タランティーノ監督作品ですから、楽しさだけじゃなく、頭ははじける、皮は剥がされる、
血は飛び散る。なんでもありの、タランティーノの独創的な世界観が光ってます。
彼らしい瞬発的なバイオレンスやシニカルなユーモアももちろんあります。
エンドロールの頃には、この映画は笑ってよいのか?泣けるのか?と思ってしまいましたが、
独特な世界を是非自分の目で確かめてください!

2009/11/21 12:26

こっこ

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タランティーノのエッセンスが凝縮『イングロリアス・バスターズ』

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2009年11月4日、東京国際フォーラムにて、『イングロリアス・バスターズ』のジャパンプレミアが行われ、クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、ジュリー・ドレフュスが登場した。