デボラ・カー (今週のスター)

 デボラ・カーは、英語圏の映画では数少ない「主演ができる女優」の一人である。英語圏の映画の大半は男優が主演をするのが一般的で、女優は主人公の恋人役が関の山だった。しかしそんな中でデボラ・カーは女性を主人公とする歴史映画や女性映画に立て続けに出演。50年代で最も成功したイギリス女優となった。アメリカでもカーの英国貴婦人らしさが評判になり、オスカーレースにも二年に一度の割合でノミネートされていた(ただし受賞はしていない)。主な出演作は「老兵は死なず」(43)、「黒水仙」(47)、「クォ・ヴァディス」(51)、「地上より永遠に」(53)、「王様と私」(56)、「お茶と同情」(56)、「白い砂」(57)、「めぐり逢い」(57)、「悲しみよこんにちは」(58)、「悲愁」(59)、「サンダウナーズ」(60)、「芝生は緑」(60)、「ドーヴァーの青い花」(63)、「結婚専科」(65)。
 メイクの色のタッチが独特で、どことなくロマンチストなイメージ。モノクロでもカラーでも印象的な顔立ちである。94年にはアカデミー特別賞を受賞。

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