過去形で語られる女優ジュリー・アンドリュース (メールマガジン)

2005/1/17 Vol.33

こんにちは。澤田です。

ウチの会社の食堂が無くなってからというもの、毎日昼休みは会社の最寄り駅周辺をうろちょろして1時間が終わってしまいます。どこにいってもお昼の時間帯は混んでいて困っちゃいますよ。

先週は、とうとう慶應義塾大学の食堂まで食べに行きました。やはり福沢諭吉の肖像が食堂に飾ってありましたね。当たり前ですが、大学生の皆さんとてもお若い。食堂で漫画を描いている人もいまして、皆さん幸せそうです。ちょっと自分も青春時代を思い出してしまいました。


ミニコラム「過去形で語られる女優ジュリー・アンドリュース」

テレビでジュリー・アンドリュースの記者会見を見ました。一度はノドをつぶして二度と歌えないと言われていましたが、新作では元気に歌っているようで安心しました。

でもちょっと悲しいんです。テレビでは「サウンド・オブ・ミュージック」と「メリー・ポピンズ」のことばかりが取り上げられて、司会者も「この2作がある限り彼女は語り継がれるでしょう」とか言っちゃって、2本とも40年も前の作品ですよ。これじゃあジュリー・アンドリュースがずいぶん昔の人みたいで、40年間何もしなかったみたいじゃないですか。本人も2作品に誇りを持っていてまんざらでもなかったようですが、昔の作品を代表作に挙げられるのはどうかとも思います。

できれば過去形で語られるよりは、現在進行形で語られる役者になって欲しいですね。まあそれほど「サウンド・オブ・ミュージック」の評価が巨大化しすぎたということなんでしょう。ポール・マッカートニーでさえ、いまだにビートルズで語られてしまうんですから。そう考えると、クリント・イーストウッドは偉大ですね。毎年現在進行形で語られるんですから。

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