中国の国民的アイドルが誕生『サンザシの樹の下で』チョウ・ドンユィ

『サンザシの樹の下で』

6月21日(火)、新宿にて『サンザシの樹の下で』(配給・ギャガ)のプレミアが行われ、来日した主演のチョウ・ドンユィ(18)とショーン・ドウ(22)が舞台挨拶を行った。

中国で300万部を売り上げたベストセラーをチャン・イーモウが映画化。北京オリンピック開会式の監督を任されるなど、今や中国で最も有名な映画監督となったイーモウ。美しい中国の風景の中に可憐な女性を描かせたらこの人の右に出るものはなく、中国ではイーモウに見出された女優を差して「モウガール」なる言葉もあるほどで、これまでイーモウの映画に主演したコン・リー、チャン・ツィイーがハリウッドのトップスターになったことを考えると、チョウ・ドンユィにも大いなる期待がかかる。

チョウ・ドンユィは現在18歳。7000人の中から選ばれ、映画初出演にしてイーモウガールとなった大型新人である。その佇まい、にこやかな笑顔は、『紅いコーリャン』のコン・リー、『初恋のきた道』のチャン・ツィイーを彷彿とさせ、新たなスター誕生といった感じだ。ドンユィがコン・リー、チャン・ツィイーと比較されてしまうことは免れない宿命であるが、そういう心配は杞憂に終わりそう。ドンユィが出演したテレビ番組は中国で視聴率90%以上を叩き出し、次の大型映画の出演も2本決定した。今まさに波に乗っている中国の国民的アイドルなのである。

ドンユィは「日本に来てすぐにラーメンを食べました」と挨拶。日本のラーメンは中国人に大人気らしく、過去来日した中国スターの多くが日本のラーメン好きを公言しているが、どうやらドンユィもご多分に漏れず日本のラーメンに魅了された様子。一方、ドウも本当に東京が大好きといい、これで3度目の来日であり「ラーメンおいしい、サシミおいしい、サケグッド」と積極的に日本語を使って挨拶していた。ドウも人気急上昇中であり、イーモウの次回作ではクリスチャン・ベールと共演する。

舞台挨拶には、花束ゲストとして国生さゆり(44)が参加した。ドンユィが国生のことを「優雅な方なので、朝お会いしたとき、私はずっと後ろ姿を見てたんですね。そしたら振り向いて私を見てくださったんですけど、私は目を逸らしてしましました。目を直接見ることができなくなるくらい優雅な方です」と褒めると、国生は上機嫌になり「7000人から選ばれたなんて素晴らしいですよね。私にもこういうときがあったんですけど」とおニャン子時代を振り返って会場の笑いを誘っていた。

サンザシの樹の下で』は、7月9日(土)より、新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー。

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2011/06/23 1:17

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