出演者全員ホリプロ!『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』

『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』

10月16日(土)有楽町。『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』の初日舞台挨拶が行われ、藤原竜也(28)、綾瀬はるか(25)、石原さとみ(23)、阿部力(28)、平山あや(26)、石井正則(37)、大野拓朗(21)、武田真治(37)、片平なぎさ(51)、北大路欣也(67)、日村勇紀(38)、中田秀夫監督(49)が登壇した。

『インシテミル』は、時給11万2千円という高額のバイト料を目当てに集まった10人の男女が、謎の館にやってきて、死の心理ゲームに参加するというミステリー物。原作は「このミステリーがすごい!」で第1位になった。

ひとつの舞台挨拶にこれだけの人気俳優たちがずらりと11人横一列に並ぶとさすがに壮観で、こういう機会はそうそうない。これだけのメンバーが誰一人と休まずに登壇できたのも、みんな事務所が同じホリプロだからである。チラシに特に記載はないが、本作はホリプロの50周年を記念して製作されたもので、ホリプロ・オールスター版『そして誰もいなくなった』ともいうべき映画になっている。

ホリプロは綾瀬はるかに石原さとみと、今をときめく映画女優を数多く有している他、所属メンバーは俳優から芸人までジャンルも年齢層も多岐に渡るため、事務所内だけでこうして一本の映画が作れてしまう。事務所内から藤原竜也(この役は彼以外考えられない!)ら適任と思われるメンバーがそれぞれの役にあたっており、声の出演でバナナマンの日村が参加、これから売り出す新人(大野)も一人参加している。

舞台挨拶中、大野が他の登壇者のことを「先輩」と呼んでいたのが印象的だった。全員まるで会社で仕事をしているような雰囲気だったが、みんな和気あいあいとしていて、綾瀬はるかの誕生日に寄せ書きをしたことなどを振り返ったりと、事務所のアットホームな空気が伝わってくるような舞台挨拶であった。

言うなれば80年前のハリウッドのスターシステムを現代に甦らせたような試みであるが、この監督が、本家ハリウッドでも監督として活動中の中田秀夫だから世界の注目度が違う。配給はワーナー・ブラザース。フランス、ドイツ、中国など世界28カ国配給も決定しているとのことで、日本のワーナーが邦画を海外配給するのはこの作品が初めてという。ワーナーはハリウッドではスターシステムの時代からあった大手メジャースタジオのひとつなので、ここは大船に乗ったつもりでホリプロ組の行く末を見守りたいところである。

インシテミル 7日間のデス・ゲーム』は10月16日(土)から丸の内ピカデリー他にて全国ロードショー中。

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2010/10/18 5:41

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