インシテミル 7日間のデス・ゲーム
2010/日本/ワーナー・ブラザース映画
出演:藤原竜也 綾瀬はるか 石原さとみ 阿部力 平山あや 石井正則 大野拓朗 武田真治 片平なぎさ 北大路欣也
監督:中田秀夫
原作:米澤穂信
脚本:鈴木智
主題歌:May’n
音楽:川井憲次
http://www.incitemill.com
10の凶器。10の覚悟。
死の推理ゲームを制し、生き残って大金を得るのは、誰だ?
『デスノート』、『カイジ』、『ライアーゲーム』、そしてーー[心理戦ムービー]の決定版、ついに登場!
『デスノート』(06年)にはじまり、『カイジ 人生逆転ゲーム』(09年)、『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』(10年)と続く心理戦ムービーの系譜に、2010年秋、決定打が登場する!
新たな心理戦ムービー『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』は、いまだかつてないほどスリリングで、エキサイティングで、ビッグドリームに満ちている。
そこに参戦するのは、10人のスター・プレーヤー。藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部力、平山あや、石井正則、武田真治、片平なぎさ、北大路欣也……そして、今回大抜擢された期待の新人・大野拓朗。主役を担える実力を供えた俳優10人が集結し、サバイバル、大金獲得を賭けて、地獄のゲームに参加する。これだけの人気俳優が一堂に会すことは、奇跡的なこと。夢の競演が、実現した。
原作は、「このミステリーがすごい!」2010年度版で、作家別投票第1位に輝いた人気作家・米澤穂信の代表作『インシテミル』。 時給11万2千円という高額なバイト料を得るために、謎の館に7日間籠りっきりで、ゲームに挑む12人の死闘を描いた物語は、ミステリーファンの間でも傑作!と絶賛されている。江戸川乱歩、コナン・ドイル、アガサ・クリスティーなどの名作ミステリーへのオマージュもたくさん込められ、古典と現代性が見事に融合した作品。ミステリー界の俊英として期待度の高い米澤作品が、いち早く映画化されるということで、話題騒然だ。
監督は、『リング』『L Change the WorLd』など数々の大作を手がけ、ハリウッドでも活躍する中田秀夫。キング・オブ・ホラー・中田が、あらゆるテクニックを駆使して、異色ミステリーに挑むことになった。限られた空間の中、人間同志の疑心暗鬼が起こす、ホンモノの恐怖を、極上のエンターテインメントに仕立てあげた。
時にポーカーフェイスで他人を誤摩化し、時に迫力の形相で他人を襲う。誰が誰を殺すのか? 誰が大金を得るのか? 最後まで目が離せない。豪華出演者10人のレンジの広い演技勝負にも、単なる推理劇を超えるおもしろさがある。
『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』の魅力のひとつは、なんと言っても、超弩級なバイト代。
時給11万2千円→1日で計268万8千円→7日目タイムアップ時で1612万8千円。
さらに、[探偵]として犯人推理が正しいと認められた者、[犯人]として認定された者、[死体]として発見された者はボーナスとして報酬2倍。殺しても殺されても大金が得られるという画期的システムを、米澤は編み出した。これによって、被害者にも加害者にも動機が生まれ、ますます状況が混乱を極めていく。
企画、ストーリー、スタッフ、キャスト……すべてが、破格!
騙し合い、そして殺し合い。その、新機軸にして、最高峰のストーリーが、この秋、観客を夢中にさせる!!
[ストーリー]
時給11万2千円!
想像を絶するほど高額のバイト料を目当てに、10人の男女が、謎の施設・暗鬼館にやって来た。
フリーターの青年・結城、会社が倒産してしまった元社長・安東、専業主婦・渕、経歴不明な岩井、リストラされた中年・西野、研修医・大迫、ネイリスト・若菜、WEBデザイナー・関水、元OL・祥子、大学生・真木。みな、それぞれ、ワケあって大金を必要としている。
バイトの内容は「7日にわたる心理学の実験」に参加すること。実験のルールは極めてシンプル。ここで体験する「不穏当かつ非論理的な事件」を解決するだけだ。事件発生→参加者全員で犯人を推理→犯人と名指しされた人以外が、多数決で犯人を決定→犯人を監獄へと投獄。これによって、人間心理のサンプルデータが収集されるのだ。うまくいけばたった7日で億万長者になれる! 夢のような話だが、この、見るからにあやしげな館で彼らを待ち受けていたのは、夢は夢でも、悪夢だった。
実験開始2日目。いきなり、参加者のひとりが死体となって発見され、皆はパニックに。だが、あと6日は館を出ることができない。彼らは、ルールに従い、犯人決定を行うしかなかった。
この実験のユニークな点は、犯人と死体にもボーナスが出ることだった。つまり、金欲しさに殺人を犯してもいいということになる。彼らの欲望を増長させるかのように、個々の部屋には、アイスピック、斧、毒薬などの凶器が置いてあった。
残る6日を、どう過ごすか? 殺されるか? 殺すか? それとも制限時間まで逃げ切るのか?
閉ざされた館の中、誰がいつ襲ってくるかもわからない状況に、皆、疑心暗鬼に陥っていく。
実験が終了するのは、このままタイムアップとなるか、生存者が2名になり、実験継続不可能と判断された時だけーー
参加者が、ひとり、また、ひとりと殺られていく……。
やがて、結城は、この死の推理ゲームに隠されたおそろしい真実に気づいてしまう。
果たして誰が、最も高額の報酬を手に、暗鬼館を出ることができるのだろうか?
10・16ロードショー
2010年10月16日(土)、『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』の初日舞台挨拶が行われ、藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部力、平山あや、石井正則、大野拓朗、武田真治、片平なぎさ、北大路欣也、日村勇紀、中田秀夫監督が登壇した。