『星砂の島の小さな天使』元てれび戦士・飯田里穂がピュアスマイルで魅せる

星砂の島の小さな天使

5月28日(金)、スペースFS汐留にて、『星砂の島のちいさな天使〜マーメイドスマイル〜』の関係者・マスコミ向けの初号試写が行われ、飯田里穂(18)、三上真史(26)、長州力(58)、大地康雄(58)、喜多一郎監督(53)が舞台挨拶に立った。

『星砂の島のちいさな天使』は、沖縄の竹富島の人魚伝説を背景に、島に忽然と現れた不思議な美少女とそれを取り巻く島の住人たちの姿を描いた心暖まる人情ドラマ。本作の根底にあるテーマは「笑顔」。笑っていれば幸せになれるということが、島の美しい自然をバックに描かれる。

主演の飯田は、小学・中学の頃にNHKの『天才てれびくん』に中心人物のてれび戦士として出演していた元子役。飯田は竹富の撮影で「見た目はすごく暖かそうですが、本当は極寒の中で撮影しました。台風の中で撮影したりしてました。でもそれがあって乗り越えられたのかなと思っています」とニッコリ。てれび戦士時代のあどけない笑顔は映画の中でも最大限に生かされている。

三上は、「肌が白いので、初めて東京の日焼けサロンに行って真っ黒になって演じました。最初の撮影で長州力さんにサソリ固めを決められてふっきれました」と元気いっぱいに挨拶した。

長州力にとってこれは初めての映画出演作。「民宿のお母さんが、ここは天国に一番近い島だよと言ったその意味が3週間の撮影でよく実感できた」とご満悦。長州の個性的すぎる演技はある意味本作一番の見もの。劇中プロレス技を繰り出し、おおいに暴れてくれる。

主役の二人以外は行ってしまえば皆コミックリリーフだが、その中でもインパクトが最も強烈なのは大地。大地は「太陽の日差しを浴びた中での髪が風になびいている彼女の笑顔が本当に素晴らしくて、みんなを元気づけてくれました」とまるで飯田を愛娘を見るような目で見ていた。大地は劇中に沖縄の楽器・三線(さんしん)を演奏しているが、つい舞台挨拶にも熱が入り「吹き替えはやって欲しくないから猛特訓して自分で演奏しましてね。ぜひ注目して見て下さい!」と猛烈にアピールしていた。

本作は、役者たちに支えられている映画といえる。新人もいれば、ベテランもおり、アイドルの矢口真里もいる。おまけに長州力も映画出演。監督も「こんなにバラエティに富んだキャストを演出したのは初めて」と感無量だった。

初めての試写ということで、関係者も多く来場しており、登壇者も舞台挨拶の後で客席で映画を鑑賞した。客席には美保純(49)の姿も見られたが、牧田哲也の母役を演じた美保純の存在感は抜群で、癒しが入ったまさに理想のお母さん像といった感じの名演ぶり。要チェックである。

星砂の島のちいさな天使〜マーメイドスマイル〜』は、Thanks Lab.の配給で、キネカ大森・池袋テアトルダイヤ他、全国順次公開。(文・澤田英繁)

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2010/05/31 0:19

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