ローガン・ラーマン『パーシー・ジャクソン』プレミアで兄貴分発揮

ローガン・ラーマンと木村佳乃

2月22日(月)、東京ドームシティにて、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のジャパンプレミアが行われ、主演のローガン・ラーマン(18)、監督のクリス・コロンバス(51)、プロデューサーのマイケル・バーナサン、日本語吹替版声優の木村佳乃(33)、稲葉友(17)、応援隊長の狩野英孝(28)が登場した。

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』は、『ハリー・ポッター』シリーズのクリス・コロンバスが手掛けるギリシャ神話をモチーフにしたファンタジー映画。現代社会にもギリシャ神話の神々が生きていて、今時の高校生パーシー・ジャクソンが大冒険を繰り広げるストーリー。パーシーはポセイドンと人間のハーフ”デミゴッド”であると自覚し、水を自在に操る力に目覚める。

ファンタジー映画は数多くあるが、ギリシャ神話をモチーフにしたものはあまりなく、1981年の『タイタンの戦い』以来、大して目立った作品がなかった。当時はストップモーションアニメの技術でメデューサの映像が描かれたが、本作ではCGの技術で迫力の映像を作り上げている。

見どころは主人公がごく普通の高校生ということ。それまでごく平凡な生活をしていた少年が、あるとき不思議な世界に足を踏み入れる。世界を救うためにパーティを組み、マップを見ながら、特殊アイテムを駆使し、次々と現れるボスキャラと戦い、ステージをひとつずつクリアしていく構図は、現代の男子のハートを掴んで放さないだろう。

来日ゲストの3人は日本に来たのはこれが初めて。ローガン・ラーマンは「東京の町は美しい。来てよかった」とご満悦だった。

吹き替え版でメデューサの声を演じた木村佳乃は、この日監督に会うなり、すかさず「パート2、パート3と続くような感じがしたので、ぜひ続編では私にオーディションを受けさせてください」と直談判していたが、コロンバス監督は「一目見たときから、ぜひとも出演してもらいたいと思っていました。メデューサは三姉妹なので、あと二人残ってるからまだチャンスはあります。もちろん東洋人でも大丈夫です」と笑顔で快諾していた。木村は『ブラインドネス』ですでに国際女優として成功しているので、もしかしたらもしかするかもしれないぞ。

この吹き替えが自分の一番最初の仕事となったジュノン・スーパーボーイグランプリの稲葉は、『3時10分、決断のとき』でも演技力を認められている1歳年上のローガン先輩にアドバイスを求めていたが、ローガンは「やり続けることが大事。情熱を持って追いかけていけばいつかは必ずうまくいく」と兄貴ぶりを見せつけてくれた。18歳とは思えない説得力のあるメッセージに稲葉も恐縮しきりだった。

狩野は、1500年も続いている由緒ある神社の神主の子ということで今回こうして宣伝隊長に任命されたわけだが、雅楽のBGMに合せて和装で登場したときには会場が大爆笑だった。実は映画通でもあり、この日が誕生日でもあった狩野は『パーシー・ジャクソン』をファンタジー映画の傑作と絶賛。「僕、なんだか映画の”スタッフゥ〜”みたいですね」と持ちネタにかけてプレミアを盛り上げていた。

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』は2月26日(金)からTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国ロードショー中。

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2010/03/02 2:58

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