人気コミック『湾岸ミッドナイト』が実写映画化

湾岸ミッドナイト

8月24日(月)、九段会館にて、『湾岸ミッドナイト THE MOVIE』の完成披露試写会が行われ、D-BOYSの中村優一(21)、小林涼子(19)、加藤和樹(24)、RUN&GUNの米原幸佑(23)、バッドボーイズの佐田正樹(31)、松本莉緒(26)、室賀厚監督(45)、主題歌のDreamが登壇した。

『湾岸ミッドナイト THE MOVIE』は、1700万部を突破した大人気コミックの映画化作品。それまでテレビゲームやアニメなど、さまざまな形で出た人気作が満を持して実写映画化となった。フェアレディZ、スカイラインGT-R、ポルシェ911ターボ、フェラーリF355、男なら一度は憧れた名車たちが激しいカー・バトルを繰り広げるドラマだ。

あまりお金はかかっていないが、CG全盛のこの時期に、カメラワークと編集のアナログ的な技術を駆使して工夫に工夫を重ね、命懸けで迫力のカー・アクションを撮っているところはなかなかのもの。主演の中村も「免許を持ってないので不安がありましたけど、監督の指導もあって撮り終えることができました。監督はハリウッドに負けないくらい頑張ってます」とPRしていた。

ストーリーの出来はもともと素晴らしいものだったので、これを引き立てるために、見事なキャストが8人集まった。イケメンもいれば、お笑い芸人もいる。ある種の群像劇的な要素をもっており、中村優一を中心に、小林涼子と加藤和樹はシリアスドラマの部分を、RUN&GUNの米原とバッドボーイズの佐田がコメディの部分を担う。そして松本莉緒の美しさと袴田吉彦のミステリアスさが絶妙のアクセントになっている。そして美人教師役・大桑マイミの存在感が光る。主題歌はDream。これだけでもかなり気合いの入った作品といえる。

タイトルにあるように、撮影は真夜中に行ったとのことで、小林は「寒さと眠さの戦いでした」と振り返った。松本曰く「凍えて喋れないとき、スタッフが缶コーヒーを用意してくれました」とのこと。加藤はギターを弾いて聞かせてくれたそうだ。一番苦労したのはトイレで、近くにトイレがなかったので、トイレに行くときは女性陣は車で、男性陣は自転車で移動していたという。

一人だけ芸人の参加となる佐田は「お気に入りのセリフがあるんです。最初に車を改造したときに言うセリフで、”湾岸へ”というところです。僕もこの演技だけは自信があるのでよく注目しといて下さい。ぜひ皆さんで”湾岸へ”を流行らせてください。2010年の流行語大賞を狙ってます」と笑いを誘っていた。佐田は相当このセリフが気に入っているようで、フォトセッション中も何度も「湾岸へ」と連呼していた。実際の上映では、そのセリフのシーンで会場は大爆笑、拍手をする客までいた。

『湾岸ミッドナイト THE MOVIE』は、ジョリー・ロジャーの配給で、9月12日(土)より新宿ミラノ他全国順次ロードショー。

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2009/08/26 3:23

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