つぐない
【ユニバーサル】9月26日より、『つぐない』のDVDがユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンより発売中です（税込み3,990円）。
『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が、再びキーラ・ナイトレイを起用して切なくも美しいラブ・ストーリーを完成させました。主演のジェームズ・マカヴォイは、ついこの前『ウォンテッド』のジャパンプレミアで来日したばかり。マカヴォイ曰く、得意分野はアクションではなく、文芸ものだとのことで、久しぶりに文芸大作を見ている感に浸れる本作『つぐない』は間違いなくマカヴォイの代表作にあげられる一本です。
僕はいつも予備知識なしに映画を見るようにしているのですが、これは僕の予想以上に感動した作品でした。タイトルの『つぐない』は何をもってそういうタイトルなのか、後から考えさせられましたね。ストーリーのテンポは割とゆったりめですが、時間軸を途中で巻き戻したりと、描き方にも工夫が感じられ、最後まで見せます。これは戦争映画でもありますが、戦場のシーンのカメラワークなどなかなか見るべきものがありました。
まあ黙って最後まで見て欲しいです。すべてのシーンはラストシーンにつながっています。最後の最後ですべてがわかって、「そういうことだったのか！」と驚きつつ、それまで見てきたシーンの印象までもがらりと変わって、一気に感動がやってくる。そんな映画でした。名女優ヴァネッサ・レッドグレーヴの存在感がたまりません。おすすめですよ。
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2008/09/29 0:41
