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2009/日本/ショウゲート/112分
出演:伊藤淳史 高良健吾 多部未華子 濱田岳 森山未來 大森南朋 
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎
音楽プロデュース:斉藤和義
脚本:林民夫
撮影:小松高志
照明:松岡泰彦
録音:高野泰雄
美術:仲前智治
http://fishstory-movie.jp/

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壮大な魚の話ではありません・・・ [86点] [参考:1]

伊坂幸太郎の同名小説「フィッシュストーリー」の映画化。「アヒルと鴨のコインロッカー」でも監督した中村義洋監督の秀作。

※:小説を読んでいる場合とそうでない場合でかなり違う感想を持つ作品です。このレビューは先に小説を読んでいる視点で書いています。

「フィッシュストーリー」という伝説のロックにまつわる笑える話・・・この曲はまだパンクが出てくる前、ロックに日本語を乗せようと頑張っていた時代にできた妙作。。この曲には少し変わったことがありました。それは間奏に約1分程度の無音の部分があること。
なぜ無音なのか?偶然か?必然か??
そして、「フィッシュストーリー」に込められた本当の意味とは??

小説「フィッシュストーリー」を読んでいると、まず舞台装置の違いに驚きます。これって「終末のフール」が加わってる・・・つまり「終末のフール」を追加することで、もっと壮大な「フィッシュストーリー(○○話)」にしたわけです。

印象に残っているのは、映画の題名のこの曲。
僕の孤独が魚だとしたら~♪
で始まるこの妙作が小説を読んでいるときにはどうしてもリズムに乗らないのですが、見事ロックとして歌われてることに笑えます^^
そして、ジャック・クリスピンを師事する彼らの時代を先取りした曲作りへの熱さに胸を打たれ、観終わった後爽やかな感動に包み込まれます。

ロックは世界を救うのか!?
時空を超えた笑える話を観た後は、この伝説をこっそり飲み屋で誰かに教えてあげてくださいw

関連作品:「アヒルと鴨のコインロッカー」
連想作品:「パルプフィクション」

2009/03/21 17:48

Good Luck

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伊藤淳史『フィッシュストーリー』ライブを成功させる

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フィッシュストーリー

中村義洋×伊坂幸太郎×斉藤和義『フィッシュストーリー』降臨! 

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