Get Smart
2008/アメリカ/ワーナー/110分
出演:スティーヴ・カレル アン・ハサウェイ ドウェイン・ジョンソン アラン・アーキン テレンス・スタンプ ジェームズ・カーン マシ・オカ ネイト・トレンス ケン・ダヴィティアン テリー・クルーズ デヴィッド・コークナー ダリープ・シン
監督:ピーター・シーガル
http://wwws.warnerbros.co.jp/getsmart/
それ行けスマート! [85点] [参考:1]
子供のころその馬鹿馬鹿しさが大好きだったTVドラマ「それ行けスマート」の劇場版である。
予備知識はそれだけで出演者や監督が誰なのかも全く知らずに、たまたま時間の都合でチケットを買ったが、これが大正解の面白さであった。
TVでお馴染みの靴型電話や全く役に立たない盗聴防止装置などが、なんとスミソニアン博物館に展示してあったのが嬉しいやら懐かしいやら。
また最新式の盗聴防止装置もTVと同じく全く役にたたないなど、技術は進歩しても相変わらずドジで間抜けな米国諜報機関コントロールの面々が意外と豪華な配役陣で笑わせてくれる。
スマート役のS・カレルの映画は初めてであるが、Mr.ビーンのようなクドさがなく、あっさりとした笑いがスマートらしくて実にいい。
じゃあアクションはどうなんだと言うと、これが真面目にやれば007と比べても遜色ない出来で、その後で「007慰めの報酬」の予告編を観た時に「お前もう少し気楽にやれよ」と思うほどであった。
惜しいのは邦題が原題そのままであったこと。ここはやはり「それ行けスマート《劇場版》」とでもした方が、TVシリーズのファンが大勢観に来たと思うのだか。
映画が終わった時、おそらくTVシリーズなど知らないであろう女子高生3人組が「めっちゃ面白かったやん。(ここは大阪弁で読んでね。)」と言っているのが聞こえてきたのがちょっと嬉しい作品であった。
2008/10/20 22:56