ウォンテッド
Wanted
2008/アメリカ/東宝東和
出演:アンジェリーナ・ジョリー ジェームズ・マカヴォイ モーガン・フリーマン テレンス・スタンプ
監督:ティムール・ベクマンベトフ
http://www.choose-your-destiny.jp/
理屈なんてどーでもいいのですよ。 [67点]
※ネタバレを含むレビューです。
意志の力があれば、弾丸は曲がります。ええ、曲がりますとも。
予告の段階から気にはなってたんですが、時間の都合で観れなかったのでDVDで鑑賞しました。
冴えない会社員が、ある日突然暗殺集団に「実は君は暗殺者の息子だったのだーっ!」とカミングアウトされて、その後冴えない人生と暗殺者の人生どっちにしたいかという結果、後者を選んだ後は、まさに訓練に続く訓練によって僅か6週間で立派な暗殺者に大変身!
その後は、暗殺指令をこなしたり、実は実はな展開があったりというまさにアクション映画な一本でした。
最初の印象としては、漫画だなーっと思いました。曲がる弾丸もそうですが、冒頭の車をドリフトさせて主人公を中に入れたり、列車の屋根で仰け反ってトンネル通過したりというアクション部分と、あとはスローモーションを多用したあの映像がたぶんその印象を強めたんだと思います。
ストーリーやテンポなども悪くないので、十分楽しめる作品ですが、力学やら物理法則やらを細かく考える人にはちと苦笑ものかもしれませんが、まあ細かい事を気にせず、娯楽として観ましょうよw という感じの一本です。
あと、これは個人的ですが、DVDの吹き替え版の主人公はちょっと声があってなかったかも……へたれ具合はグッドだったんですけどねー……ちょっと残念でした。
2009/10/07 18:03
ころね
あなたも6週間で一流の殺し屋になれます [80点]
※ネタバレを含むレビューです。
何をやってもさえないJ・マカヴォイが実は超一流の殺し屋の息子で、秘密組織からたった6週間訓練を受けただけで超一流の殺し屋になるという、ビリーズ・ブートキャンプも真っ青のストーリーである。
この手の作品は難しいことは考えずに映像と音響に浸りながら観るのが一番である。
なぜ銃弾が曲がるのかとか、なぜ布地の織り目で殺すべき相手が分かるのかなどと考えてはいけない。
変に理由を考えずに、銃弾が曲がるなんてカッコいいとか、織り目で相手が分かるのは神秘的だとか思えばド派手な新感覚アクション映画として楽しめる。
それにしてもA・ジョリーはいい女になったものである。
初めて観た時は顔の輪郭と唇の厚さが父親に似ていて気の毒と思ったが、今はアメリカの女性が理想とする唇の第1位とか。
電車の上でJ・マカヴォイを特訓中にトンネルをくぐるときのA・ジョリー身体の倒し方も実にセクシーでいい。
監督の指示かも知れないが、どうすれば自分がより美しくスクリーンに映えるかをよく知っている。
惜しいのはラストのA・ジョリーの使い方で、あれではA・ジョリー&J・マカヴォイのコンビによる続編は出来ないではないか。
いやいや、あの場面はややボカシ気味のショットであったため、A・ジョリーは今も闇の稼業を秘かに遂行していると思いたい。
2008/10/17 21:55 (2009/11/07 06:30修正)
kira
2008年9月1日、『ウォンテッド』の主演ジェームズ・マカヴォイを迎えての来日記者会見が行われた。日本語吹き替え版でマカヴォイの声をあてたDAIGOも登壇した。
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