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2008/日本/東宝
出演:唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 香川照之 石塚英彦 宇梶剛士 宮迫博之 生瀬勝久 小日向文世 佐々木蔵之介 石橋蓮司 中村嘉葎雄 黒木瞳 
監督:堤幸彦
http://www.20thboys.com/

偏差値:61.6 レビューを書く

サスペンスが見事 [96点] [参考:2]

近所の映画館で見てきました。いやぁ、むちゃくちゃ面白かった。こういう映画は僕は大好きです。ちょっと違うと思われるかもしれませんが、久しぶりに男のロマン、男の友情のようなものを感じましたよ。日本映画も金さえかければいいものができるんだなと思いました。

小学生のころ、友達とつくった秘密基地で、地球防衛隊みたいなものを結成して、まあ、男たちがよくはしゃぐように、ごっこ遊びみたいに盛り上がっているわけですよ。ところがこれが大人になって現実になるんです。

サスペンスの描き方がものすごくうまいです。彼らはもう30くらいの大人に成長してます。もう小学校の頃の記憶なんてはっきり覚えていない。その記憶のあやふやさがサスペンスになっていて、ドキドキしました。

主役のケンヂがむっちゃかっこいい。男ならダメだとわかっていてもやらなきゃならないという生き様に惚れ惚れさせますね。

世界侵略なんて、普通なら幼稚になるようなテーマがまさに大まじめに描かれています。主人公が普通の人というのがいいですね。ごくごく普通の生活を送っていたのに、それが世界を救うヒーローになる。その過程に男のロマンを感じました。いやぁ、かっこいい。仲間たちがひとりひとりケンヂのもとに集結するところなど、思わず体中が興奮で熱くなりました。

ストーリーの時間軸の組み立て方もうまいし、久しぶりにかっこいい映画を見たという気になりました。子供の頃によくマンガで読んだような、少年たちがあこがれる男の友情とかロマンとか、そういう臭いテーマが、臭くならないまま、ドカンとくる一本ですね。子供の頃にウルトラマンを見たときに感じたような感動が、大人になった今、ここに再び感じることができるのですから、これほど嬉しいことはありません。

しかし続きがまだ制作中とは・・・。一応一区切りいいところで終わってますけど、続きまでとても待てませんよ。

2008/09/02 23:41

シネマガ管理人

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