ダイ・ハード3

１＋２＝３ [65点]

※ネタバレを含むレビューです。
クリスマスになると最悪な目に合う不幸な男、ジョン・マクレーンの不幸な物語第三弾。
……なのに、今回は「夏が舞台っ!?」と、１と２のパターンを外す形のスタートとなり「あれ？　映画間違ったかな？」と思ったのをよく覚えてます。

１に出てきたハンス・グルーバーの兄、サイモンはニューヨークで爆破テロを起こし、警察に弟の敵だとしてマクレーンへ「Simon Says（先生が頭に「Simon Says」と付けて指定した動作に、生徒が従うゲーム）」に参加するように指示するのだが、実は彼の目的は別の所にあり……。

１、２の時もそうですが、この映画は伏線を張って回収する脚本は相変わらずだな～っと思いますねー。クジの当たり番号とバッヂであったり、偏頭痛とアスピリンだったり、この辺は相変わらず安心して観れて、アクションもパワーアップ！　地下鉄の列車がドリフトして、タクシーで公園を走り抜けたりと見所がたっぷりとあったと思います。

が。

脚本、アクションともにパワーアップしたんですけど、逆にそうなる事で、なんだか普通のアクション映画と同じなってしまったな～っという印象も強かったです。
悪くはないんですよ、１の良いところと、２の良いところを足してるから、面白い事は面白いし、最後までしっかりと観る事は出来ます。ただ、ちょーっとラストの終わり方は呆気なかった気がしますが。

１＋２＝３（普通）

という風に、全体のバランス配分が良いから、必ずしも名作になる訳ではないんだろうな～っと肌で感じてしまい、同時にダイハードシリーズで一番印象の薄い一本だな～と思ってしまう一本でした。

2009/06/08 17:37

ころね

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