ちょっと違う切り口の映画ニュースをお届けするウェブマガジン


ネクロノミカン

Necronomicon
1993/アメリカ/97分
出演:ブルース・ペイン リチャード・リンチ ベリンダ・バウアー マリア・フォード 
監督:クリストフ・ガンズ、金子修介、ブライアン・ユズナ
製作:サミュエル・ハディダ、ブライアン・ユズナ、一瀬隆重
脚本:ブレント・V・フリードマン、クリストフ・ガンズ、伊藤和典
原作:H・P・ラブクラフト
撮影:ラス・ブラント、ゲリー・ライヴリー
音楽:ジョセフ・ロデュカ 、ダニエル・リッチ
編集:クリストファー・ロス、Kieth Sauter
SFX/VFX/特撮:トム・サヴィーニ、スクリーミング・マッド・ジョージ、トッド・マスターズ

(データベース登録者:ころね

偏差値:58.4 レビューを書く

恐怖と狂気の宇宙的恐怖! [79点]

※ネタバレを含むレビューです。
今なお絶大な人気を誇るコズミック・ホラー「クトゥルフ神話」の実写版。

物語は1932年、密教団に“死者の書(ネクロノミカン)”が保管されているという情報を聞き付け、一人の紳士が現れた。
彼の名は、ハワード・P・ラブクラフト、ホラー作家である。
資料参照と偽り教団内に潜り込んだ彼は、教団員の目を盗んで“死者の書”が保管されている部屋へと忍び込み、とうとうそのページを開いた。
しかし、彼に待ち受けていたのは、身の毛もよだつ物語の数々であった……。

個人的に、ラブクラフト氏がそっくり過ぎてビックリしてしまったのですっ。
本作は「壁の中の鼠」「冷気」「闇に囁くもの」の三作を元に、アメリカ・日本。イギリスの監督が製作するという豪華な一本。それぞれに独特の毒があり、なんとも引き込まれてしまいます。

噂によると、原作とかなりかけ離れてたものになっているそうですが、幸い原作を知らなかったので、比較せず楽しく観る事が出来ました。
とはいえ、ホラーでグロテスクが多い作品ですので、全員にオススメは出来ない一本。
また、各話の間に挟み込まれるラブクラフト氏のエピソードも秀逸。特にラスト辺りの活躍ッぷりはたまりません(笑)

2011/03/12 01:04

ころね

参考になりましたか?

トラックバックはこちらのアドレスから受付しています。トラックバックについて