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Resident Evil: Afterlife
2010/アメリカ/ソニー・ピクチャーズ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ ウェントワース・ミラー アリ・ラーター 
監督:ポール・W・S・アンダーソン
http://biohazard4.jp

偏差値:56.0 レビューを書く 解説

自然な3D映像に驚きました [78点] [参考:2]

今は3D映画黎明期のためか3Dもどきとしか言えないような映画もたくさんも作られている中で、本作の3Dはこれまでにない自然な映像だと思いました。

これは当初から3Dカメラで撮影した効果なのでしょうが、特に降りしきる水の中で戦う人物と水滴の立体感が見事で、2Dで撮影した映像を擬似的に3Dにしたものにはない美しさを感じました。

その反面、何気ない場面の3D映像は自然過ぎるためか逆に効果が感じられないこともあって、時々3Dメガネを外しては3D映像であることを確認してしまいました。

また、ゾンビ映画だから画面からゾンビが飛び出して迫ってくるだろうと思っていたのに、意外と思わず身を避けてしまうような映像が少なかったのが残念でした。

特撮や音楽そして吹替えなどはそれを観客に意識させないものが良いと言われていますが、本作のようなジャンルの映画では反射的に体が動いてしまうような3D映像が多い方がいいのではないでしょうか。

『アバター』でジェームス・キャメロン監督が「飛び出す映像をメインにするとアトラクション映画になるので3Dは奥行を表現するのに用いた」とのコメントをしていたと思いますが、私のように3D映画は単純に飛び出す映像を楽しみたいと思っている観客も多いのではないでしょうか。

ストーリーはまあよくあるB級作品ですが、思ったほどの怖さや気持ちの悪さがなかったのでホラーが苦手でも楽しめます。

展開にちょっとどうなの的な部分や強引に進めたところもありますが、これはこれでいいのではないでしょうか。理屈よりも感覚で楽しむ映画なので変な理屈付けをするのは野暮と言うものでしょう(笑)

特筆すべきはキャストですね。テレビドラマ『ヒーローズ』の中で個人的に一番のお気に入りのニキことアリ・ラーターが吹替えの声もそのままで登場するのが嬉しいですね。

それとこちらもテレビドラマ『プリズン・ブレイク』のウェントワース・ミラーがテレビドラマを連想させる登場の仕方をするのも心憎い演出です。

もちろん映画版『バイオハザード』シリーズの顔であるミラ・ジョボビッチもまさにはまり役の活躍を見せてくれます。

上映時間が『アバター』ほど長くないので3D映画入門編としてはお薦めの作品です。

2010/09/30 07:54

kira

参考になりましたか?

ミラ・ジョボビッチはほんとハマリ役ですね。CGのように整った綺麗な容姿に見惚れます^^

内容はゾンビもほぼ出てこないし、合理性なしで意味不明でしたが、楽しめました♪

Good Luck (10/10/03 19:59)

Good Luckさん、コメントありがとうございます。

本当に合理性のない作品でしたね(笑)
特にアリスが初めに打たれたワクチンの意味がよくわかりませんでした。

ゾンビもあまり怖くないし残虐なシーンもなくてホラーと言うより3Dを楽しむ映画でしたね。

kira (10/10/04 07:20)

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『バイオハザードIV アフターライフ』が目指すのは「本物の3D映画」

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