ちょっと違う切り口の映画ニュースをお届けするウェブマガジン


Alice in Wonderland
2010/アメリカ/ディズニー/109分
出演:ジョニー・デップ ミア・ワシコウスカ ヘレナ・ボナム・カーター アン・ハサウェイ アラン・リックマン マイケル・シーン スティーヴン・フライ クリストファー・リー 
監督:ティム・バートン
http://Alice-movie.jp

偏差値:58.5 レビューを書く 解説

体育会系アリスもいいな [80点]

このレビューはネタバレを含みます

夢オチの奇想天外のオリジナルストーリーの「後日談」はいたって想定内。いけ好かない貴族との結婚を迫られてる・・・って、これ、「ジェイン・オースティン」の世界じゃないですか!
イカレ帽子屋の奇天烈なお姿と、行くとこまでいっちゃった感じの女王のデカ頭とかがきっと「ここでビックリしてください!」の場所なんでしょうが、CMや予告編で露出しすぎで、たいして驚けなかったのも残念。
ただ、(ディズニーでなく)テニエルの挿絵で育った世代には、今回のキャラは比較的すんなり受け入れられました。
3Dだったら、バンダー・スナッチやジャパ・ウォックの迫力や、万華鏡みたいな背景の中で落っこちたり追いかけられたり、アトラクションに乗ったみたいな感覚に騙されたかもしれないけれど、今回は2Dだったので、ちょっと冷静に観ちゃいました。
主役のアリスがあんまり可愛くない、という意見が多いみたいですね。ロリータ好みの人には残念でしたが、ドレスより、最後の甲冑姿のほうが、さまになってた彼女は、私は適役だったと思います。
「みんなの期待に関係なく、自分で決めて怪物にたちむかうの」
それまで「自分の想像の中だけのできごと」としか思っていなかったのに、現実にめざめて強く生きようとする
アリスの頼もしいこと!

2010/05/04 00:43

kerakuten

参考になりましたか?

この映画のレビューをまとめて表示する

『アリス・イン・ワンダーランド』ジョニー・デップ過密スケジュールの来日

『アリス・イン・ワンダーランド』ジョニー・デップ過密スケジュールの来日

2010年3月22日(月)、ジョニー・デップが『アリス・イン・ワンダーランド』のPRで来日。ティム・バートン監督と新宿で記者会見、恵比寿でファンミーティングを行った。