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2009/日本/東宝
出演:堺雅人 竹内結子 吉岡秀隆 劇団ひとり 貫地谷しほり 渋川清彦 永島敏行 ベンガル 相武紗季 木内みどり 大森南朋 ソニン 濱田岳 柄本明 香川照之 伊東四朗 
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎
音楽:斉藤和義
http://www.golden-slumber.jp/

偏差値:59.3 レビューを書く

お父さん役の伊東四朗に泣けました [87点]

このレビューはネタバレを含みます

いやー、かっこいい映画でした。日本でも「プリズン・ブレイク」みたいに国家権力と戦う男のドラマができるんだなと感心しました。脚本と演出がもう見事の一語で、ラストシーンの10分間にもう何度「うまいっ」とうなったかわかりません。

国家権力と戦いながらも、信頼できる仲間の存在を感じて生きていく主人公の姿は熱いですよね。欲を言えばもっと国家権力を非道に描いてもよかったかと。吉岡秀隆を見た後、あそこで劇団ひとりを生かしておくのは甘すぎますぜ。映画出まくりの香川先生も「プリズン・ブレイク」のマホーンと比べちゃうと・・・。

僕個人的にはマスコミの描き方が面白いと思ったので、そこを言及しておきたいですね。

一般市民のヒーローだった主人公が、暗殺犯に仕立てられると、マスコミの態度も一変、顔の表情にすらマスコミはケチをつけてきます。ここにマスコミの在り方がおもしろおかしく描かれていますね。で、それを一蹴するのが主人公のお父さん。伊東四朗の台詞の一語一語に感動してじーんときちゃいました。伊東四朗、最高っすね。

暗殺のシーンとか、その物々しさがやたらとかっこいいです。斉藤和義の音楽も渋い。DVDが出たら、ぜひまた見たいと思いました。

2010/02/09 02:01

シネマガ管理人

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