春との旅

終の棲家 [88点]

※ネタバレを含むレビューです。
　仲代さんとタイトルに惹かれました。豪華なキャスト。自分も老いを見つめる年になり、考えさせられる内容でした。
　足が悪く孫に頼って生きている男。子供に遠慮する兄夫婦。要領よく生きられず、毎日を精一杯生きている姉弟。出てくるどの家族も余裕なんてなく、生きるのに苦労してます。その中で、自分なりの幸せを見つけているようです。親戚を訪ね歩くうちに、一度下ろそうとした重荷（祖父）をまた背負う覚悟を固めた春（孫）でしたが・・・。
　重荷になりたくないという祖父の気持ち。簡単に荷を捨てたくない孫の気持ち。どちらも身につまされます。最後、孫に寄りかかったまま最後を迎えられる男は幸せだったと思います。なかなかこんな終焉は迎えられません。

2010/09/29 16:49

mataaeru

リアル！ [75点]

現代の問題、というか、私の今とかぶることが多く重かったです。そう。この映画に描かれているように、障害者や高齢者に優しくない。実際になったもの、抱えたものしか分からないことが表現されています。
親子、兄弟の温かさと冷たさを感じます。ラストはちょっとシュールな感じで、私的には、春ちゃんとてをつないで笑顔で終わって欲しかったな。

2010/07/03 20:27

1111

良い映画です！！ [80点] [参考:2]

祖父役の仲代達也さんと、孫役の徳井えりさんの演技が素晴らしい！！ とてもリアルで、温かみもあり、引き込まれてしまいました。 話の内容も、所々に現代の問題を垣間見れ、共感したり、同じ孫の位置として、春(孫)に感情移入できました。 本当に良い意味で、リアルで、映画というより二人の人生を見に行った…という感じで、前半は凄い感動しました。 しかし、後半は、あまり関係ない春の父親(母と離婚した)が出てきて、無理やりな設定が色々出てきて…お涙ちょうだい的なシーンが、台無しです！！ 途中までリアルで良い映画だったのに、残念です。 これがなきゃいいのに (笑)

2010/05/18 13:06

mami

コメント1件

仲代達矢『春との旅』初日に感無量

2010年5月22日（土）、新宿にて、『春との旅』の初日舞台挨拶が行われ、出演の仲代達矢、徳永えり、淡島千景、柄本明、美保純、小林政広監督が登壇した。

仲代達矢のもうろくジジイぶりが素晴らしい『春との旅』

2009年12月7日（月）、有楽町にて、『春との旅』のマスコミ向け完成披露試写会が行われ、主演の仲代達矢、徳永えり、淡島千景、美保純、小林政広監督が登壇した。

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