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交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

2009/日本/東京テアトル
出演:三瓶由布子 名塚佳織 藤原啓治 根谷美智子 山崎樹範 小清水亜美 
監督:京田知己
http://www.eureka-prj.net

偏差値:63.8 レビューを書く 解説

今年のアニメは当たりが多かったな [92点]

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』も『ONE PIECE FILM Strong World』もよかったし。

『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』もその1本で、DVDまで購入してしまった。

私はアニメのときからリフだの空中戦闘シーンがすごく好きだったのだけれど映画でも変わらずすごかった。
スピード感のあるあの空を駆け巡るシーンっていうのは、『エウレカセブン』にはなくてはならないもんだと個人的にすごく思う。

アニメのエウレカセブンとは基本違う話なので、出てくるキャラクターたちもみんな設定が変わっていて、そこもアニメからのファンとしては見ていて興味深かった。

神話的なストーリーを背景に、透明感のある音楽と、めくるめくスピードで進んでいくレントンとエウレカの恋物語。
薄弱だけど力強く、奇妙だけどシンプルで、どこまでも純粋なふたりのやりとりや想いを観てると、自分まで浄化されるような気分になれた。

エウレカセブンはクセになる。

最後の場面でロングのエウレカを初めて観たが、かわいいじゃないかこんちくしょー。

2009/12/30 14:41

cathy

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虹の彼方に [100点] [参考:1]

※ネタバレを含むレビューです。
何回も観たい作品です。作品の面白さもあるし、設定や話の展開が難しいので。この辺はテレビシリーズと同じですね。

だからあまり感想が書くのが難しいっちゃ難しい。DVD買ったらもう一回改めて感想を書きたいなぁ。

しかし映画は余分な要素は取っ払っててるんだけど(そういやトラパーも出てこなかったし)その分新しい設定、用語が出てきたので、やはり大変でした。それらを2時間でやるから凄い密度で、それでいてテンポは良く、2時間あっとういうまでした。

特に始まりからエウレカに秘められた秘密をレントンが知るまでのクオリティは演出、映像、音楽あらゆる点で圧巻の一言。ここだけで100点の価値あり。

その後も勿論素晴らしい。月光号のメンバーの本当の目的もテレビシリーズの流れを完全に打ち破り、最早別物の様相を呈していました。

突き付けられる現実。そして囁かれる可能性を否定する言葉。可能性では人の心を変革することができないのか。ってこれはガンダムユニコーン第8巻の裏に書かれたのを丸パクリしたのですが、今回のエウレカ劇場版も割とこの言葉に沿った内容だったと思います。わぁ凄い偶然。

これはレントンとエウレカの恋の物語。2時間なので中心は完全にそこになってて、他のキャラクターのドラマは若干薄くなっている感は否めない。けどこれはやむなしというべきか。

すべてを敵に回しても、一緒に居ようとする二人。それをより強調するために、劇場版ではテレビシリーズを観た人達にとっては驚きのキャラクターの大幅な設定変更が加わっていますが、それでも最後に救いを与えられてるので良かったです。これについては極端なネタバレを避けるため書かないので、その驚きっぷりは是非劇場で。一言だけ言うとコーダさん大活躍やで!

更にあのメカが装いも新しく登場していたり、あのKLFに追加装備、追加武装があったり、メカの面でもサプライズ満載でした。そいつらが縦横無尽に駆け回る戦闘シーンもマジでカッコイイ。12秒半の空中サーカス、堪能いたしました。

そしてラストシーン、これが京田監督が提案する、一つの愛の形なのだと思います。でもこの流れは人によって解釈の違いが生まれる賛否両論なラストだとも思います。ちなみに僕の見解としては・・・今は分かりません。だからもう一回観たい。

エンディングテーマは元スーパーカーのiLLさんによる「Space Rock」。come with meから始まる歌詞はまさにこのラストシーンのレントンとエウレカを表してるようでとても印象的でした。

と、とりとめもなく書きましたが、最後にもう一度言うと劇場版はテレビシリーズとは完全に別物です。一つのアニメ作品としても素晴らしい出来。でもホランド達が見た世界、その意味を知るためにはテレビシリーズを観た方がいいかもしれませんし無論テレビシリーズを観た人は必見です。最高でした。

2009/04/27 21:41

ハローメロウ

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