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2009/アメリカ・中国・日本・台湾・韓国/東宝東和=エイベックス・エンタテインメント
出演:トニー・レオン 金城武 チャン・フォンイー チャン・チェン ヴィッキー・チャオ フー・ジュン 中村獅童 リン・チーリン 
監督:ジョン・ウー
製作:ジョン・ウー、テレンス・チャン
脚本:ジョン・ウー、カン・チャン、コー・ジェン、シン・ハーユ
アクション監督:コリー・ユン
撮影:リュイ・ユエ、チャン・リー
音楽:岩代太郎
主題歌:alan
http://www.redcliff.jp

偏差値:60.3 レビューを書く 解説

エイベックスじゃなければ... [75点] [参考:1]

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりジョン・ウーはアジアで映画を撮る方がいい映画を作りますね。気合の入り方が違います。
予想通りにこれでもかってくらいに火薬を使いまくり、いちいち決めポーズをとりながら戦うという、香港映画らしい作品でした。
分かりやすい展開、そして最後の泥臭い戦いもジョン・ウーらしかったです。周瑜が曹操を目の前にして逃がすという演出は絶対にありえないですが
これは映画と割り切ってみれば、なかなか面白いシーンでした。できれば、曹操をもっと迫力のある人物に描いてほしかったですね。劉備はまぁあんなものでしょう。

僕のお気に入りヴィッキー・チャオの大活躍が見られたのが嬉しかったです。
あの軽い身のこなしは「少林サッカー」や「クローサー」などの映画でなれてるだけあってさすが。
あと孫権役のチャン・チェンも相変わらず男前でした。この「レッドクリフ」の中で一番のはまり役だったと思います。
リン・チーリンも綺麗でしたね。これからの活躍が楽しみな女優です。

孔明が弓矢を10万本集めるシーンは圧巻でした。船の中で笑みを浮かべる金城武は完璧に孔明になりきってましたね。
最初はトニー・レオンが演じる予定だった孔明ですが周瑜役だったチョウ・ユンファが降板しちゃったために、トニー・レオンが周瑜に。
そして金城武が孔明を演じる事になりました。それが結果的にはよかったんじゃないでしょうか。

しかし「未来への最終決戦」ってダサいサブタイトル。何でこんなの付けるかな~エイベックスよ。
しかもその中で致命的なミスをやっちゃってます。それはオープニングの日本語による説明をするシーンで、尚香が曹操軍に潜入捜査を開始したということを思いっきり言っちゃてる事。これは絶対にありえない。潜入捜査をしている事を知っていて観るのと知らずに観るのとでは、映画の面白さが全く違ってきます。あれは本当に余計な演出でした。おかげでちょっとテンションが下がっちゃいました。

本当に余計なことをしてくれたもんです、エイベックスは...。

2009/04/12 21:46 (2009/05/09 19:47修正)

tochiro

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