Yes Man
2008/アメリカ/ワーナー・ブラザース映画/104分
出演:ジム・キャリー ゾーイ・デシャネル ブラッドリー・クーパー リス・ダービー ジョン・マイケル・ヒギンズ ダニー・マスターソン テレンス・スタンプ
監督:ペイトン・リード
製作:リチャード・D・ザナック、デヴィッド・ヘイマン
原作:ダニー・ウォレス
脚本:ニコラス・ストーラー、ジャレッド・ポール、アンドリ ュー・モーゲル
撮影:ロバート・D・イェーマン
http://www.yesman-movie.jp
テーマ良し [68点] [参考:1]
ポスターを見た感じ、こいつはいかにもジム・キャリー映画っぽい映画に違いないと期待しまして、見てみることにしました。ジム・キャリーの映画って、アホらしくても、それなりに満足感が得られるものですから。役者がいいからでしょうね。
今回も、まああまり品の良くないギャグが色々と出てくるわけで、そこら辺はだらだらのんびり楽しめました。
僕がひかれたのは映画のテーマ。非常に真面目なテーマです。これって哲学ですよ。
すべてに「イエス」という。ただそれだけのこと。わかりやすく言い換えると、「相手の頼みを断らない」という哲学。結構興味深い哲学ですよね。
例えば、相手にどこどこに行かないか?と誘われて、「ノー」といえば、それっきり何も起こらない。しかし、もし「イエス」と答えれば、そこから何かが発展し、それが新しい世界を切り開くきっかけになるわけです。
これって、僕は現実でも経験があります。多少乗り気じゃなくても、そこに行ってみる価値はあるわけです。そこからまた新しい出会いや発見があるかもしれない。人生は大きく変わります。
とまあ哲学としては興味深いわけですが、それを映画として面白く描けているかというと、そこがあまりうまくないのが難点ではあります。同じテーマで別の作品が見てみたいですね。
2009/03/18 03:58