ちょっと違う切り口の映画ニュースをお届けするウェブマガジン


ダウト−あるカトリック学校で−

2008/アメリカ/ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン
出演:メリル・ストリープ フィリップ・シーモア・ホフマン エイミー・アダムス ヴィオラ・デイヴィス 
監督:ジョン・パトリック・シャンリィ
脚本:ジョン・パトリック・シャンリィ
製作:スコット・ルーディン
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:ハワード・ショア
http://www.movies.co.jp/doubt/

偏差値:59.0 レビューを書く 解説

疑惑、疑心、不安、そして・・・ [83点] [参考:1]

ダウト(疑い)は時として、信頼よりも強い絆となる…
これはそんなダウトを持ち続け、闘った一人の女性の物語。

規律を遵守し、楽して人生を歩むことを善しとしない厳格なカトリック学校があります。この学校が今でも厳格であり続けられるのは恐~い校長先生(メリル・ストリープ)のおかげ。
生徒がシスター(先生)に気軽に触れることも許さず、ご飯の時は息が詰まりそうになるほど黙って食事します。

そんな学校でシスター・ジェイムズ(エイミー・アダムス)は学校が所属する教区の司祭(フィリップ・シーモア・ホフマン)の不審な行動を目にします。それはある黒人少年との不適切な関係でした。
エイミー・アダムスは校長先生に相談し、司祭に対する”ダウト”がうまれるのです・・・
果たして、疑惑は真実なのか!?

メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ヴィオラ・デイヴィスと4人もの俳優がアカデミー賞にノミネートされた重厚な人間ドラマ。
その中でも特に存在感ある演技をしたのが、エイミー・アダムス。ひとくせもふたくせもありそうな人物たちが繰り広げるドラマの中、彼女のブルーアイは純粋そのものでした。。しかし、そんな純粋さで人を愛しても、、

鑑賞後にいろいろ考えさせられて、少し心が重くなる映画です。それでも、そこから目をそらすことなく闘い続けることこそが、大事なのだということを教えてくれる映画。

宗教的な価値観などがある程度ベースとなっているため、無宗教で人生楽しく生きようって考えてると、必ずしも理解できないかもです。

それでも、ホフマン vs メリルのシーンは見所満点ですよ^^

連想作品:「あるスキャンダルの覚え書き」

2009/03/13 19:16

Good Luck

参考になりましたか?

トラックバックはこちらのアドレスから受付しています。トラックバックについて