200 Pounds Beauty
2006/韓国/116分
出演:キム・アジュン チュ・ジンモ イム・ヒョンシク イ・ハヌイ イ・ウォンジョン キム・ヨンゴン ソン・ドンイル ソ・ユン キム・ヒョンスク パク・フィスン
監督:キム・ヨンファ
原作:鈴木由美子
脚本:キム・ヨンファ、ノ・ヘヨン
撮影:パク・ヒョンチョル
音楽:イ・ジェハク
(データベース登録者:kira)
偏差値:52.0 レビューを書く
大丈夫、大丈夫! [80点] [参考:1]
原作のマンガは未読だが、韓国で映画化され、日本でも再映画化されるのだからよほどの人気シリーズに違いない。
さすがにマンガが原作だけあって、話しはおよそあり得ないような展開で強引に突き進んでいく。
歌唱力は抜群だが、その顔と体型から他の歌手の覆面歌手に甘んじていたカンナさん(キム・アジュン)。
好きな人のために血のにじむようなダイエット、ではなく、何と全身整形(と言うよりも全身改造に近いが)によって可愛いアイドル歌手ジェニーに変身する。
整形前と整形後のギャップからくる笑いと、その秘密がバレないように孤軍奮闘する様子が何とも可愛く楽しい。
ただカンナさんの整形前の特殊メイクが、不自然に見えて違和感を覚えたのが少し残念である。(これは「ヘアスプレー」のジョン・トラボルタもそうであったが。)
マンガだと簡単に描けても、特殊メイクが格段に進化した今も実写では自然なブス(失礼)に見せるのは難しいのだろう。
日本版のように整形前と整形後で別の女優を使えばいいのだろうが、それだと整形前を演じる人が気の毒な気もする。
また、カンナさんが想いをよせる男性サンジュン(チュ・ジンモ)の態度が今一つハッキリとしないのも、ちょっとイラっとした。
まぁよくあるラブコメだなと思いながら観ていたが、コンサート会場で真実を告白したカンナさんに、観客から「大丈夫、大丈夫」の大声援がおきた時には不覚にも涙が出てしまった。
それも電車の中で観ていた時で、間の悪いことに女性の車掌さんが検札に来るというオマケつきで、下を向いたまま定期券を見せると言う失態を演じてしまった。
カンナさん役のキム・アジュン(モデル出身らしい)はこの映画の設定とは違って吹替えなしで自分で歌っているそうだが、その上手さにも驚かされた。
整形をするのかしないのかは各人が決めることであるが、失って初めて本当の自分の素晴らしさに気づくことを教えてくれる作品である。
2009/01/22 23:08
kira
1月17日『劇場版 カンナさん大成功です!』の初日舞台挨拶が行われ、山田優、山崎静代、中別府葵、浅野ゆう子、井上晃一監督が出席した。女性3人はポスターと同じマイクロミニのワンピース姿で登場し、生足をちらつかせ、大いに会場を沸かせた。