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2008/日本/アスミック・エース
出演:谷原章介 塚地武雅 北川景子 大島美幸 ブラザートム 佐田真由美 本上まなみ 山本裕典 佐々木希 住田隆 池内博之  
監督:英勉

偏差値:57.4 レビューを書く

笑えて泣けて元気になれる映画 [80点] [参考:1]

ストーリーは予定調和的で意外性を狙った終わり方も途中で予測がつき実際そのとおりの結末であった。

だからと言って底の浅い作品だと言うつもりはなく、むしろこちらの期待どおりにストーリーが進むため安心して観ることができる作品である。

テンポもよく懐かしい歌もたくさん使われていたため、後から考えると「ん?」と思えるところも劇場ではすんなりと受け入れてしまっていた。

主役でブサイク担当の塚地武雅は演技派ではないが「間宮兄弟」や「キサラギ」でもそうであったように、笑いの中に時折り見せる真面目な演技が妙に味のある役者である。

もっとドランクドラゴンの1人でもある本人は役者ではなくコメディアンだと主張するかも知れないが。

そしてもう1人の主役でハンサム担当の谷原章介はTVドラマではその顔に似合わない三枚目役をよくやっているので、本作の三枚目もお手のものといったところであろう。

しかし顔だけでなくスタイルもよければ声もいいとなると、塚地武雅じゃないがまったく神様は不公平であると文句の1つも言いたくなる(笑)

少し残念だったのは予告編で決めの台詞をたくさん使っていて、ここであの台詞を言うんだろうなと観ている途中で予測が出来てしまったことである。

いやここは善意に解釈して、あの台詞はこの展開があってこそ出てくるんだなと思って観るのも映画の楽しみ方の1つかも知れない。

とにかく見終わった時には誰もが元気になれて、エンドロールに流れる「マイレボリューション」をつい口ずさんでしまうそんな映画である。

2008/11/19 22:43

kira

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