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2008/日本/東宝/101分
出演:山口智子 長嶋一茂 天海祐希 所ジョージ 土井洋輝 奈良柚莉愛 
監督:宮崎駿

偏差値:55.8 レビューを書く

宮崎駿10作目 [91点] [参考:2]

このレビューはネタバレを含みます

公開してもう7週目ですが、遅ればせながら、やっと見ました。これはいい映画ですね。描いていることが深いし、久しぶりにイマジネーションを刺激させられたので、いい映画体験になりました。

宗介のお母さんの車の運転がいかにもアニメっぽくていいですね。ここで僕は「お、宮崎監督やっとるな」とふっきれたのでその後のシーンは割とすんなり受け入れられました。

やっぱり宮崎アニメの世界観は楽しいですね。描かれている世界のひとつひとつになんだか懐かしさを感じて感動しました。

後半、大部分が海に沈んだ町の映像にゾクゾクしました。それをおもちゃの船で旅するから楽しいですね。僕は九州男児ですが、僕が子供の頃、よく洪水で家が浸水したものですが、それが子供の頃は楽しくて楽しくて。家の中が水浸しになったり停電になったり、町をボートで移動したり、子供の頃の記憶がフラッシュバックして童心に返りました。

僕はトキおばあさんがすごく気に入りました。すごく性格が悪そうなおばあさんでしたが、宗介は全然嫌な顔ひとつせずに一緒に遊んでましたね。ほかのおばあさんがみんなフジモトについていったのに、トキおばあさんだけは「だまされてたまるか」と、宗介を守ろうと立ち上がって、じーんときました。

全体的に無邪気な映画です。それまでの宮崎アニメのどれにも属さない感じで、他の宮崎作品とは比較できませんが、これも愛すべき一本だと思っています。

あと、ポニョが魚から人間になるのですが、その変形の途中経過で、なぜかニワトリかカエルみたいな別物になっちゃうんですけど、キモ可愛くて笑えました。

2008/09/02 23:23

シネマガ管理人

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