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John Rambo
2008/アメリカ/ギャガ・コミュニケーションズ/90分
出演:シルヴェスター・スタローン マシュー・マースデン グレアム・マクタビッシュ レイ・ガイエゴス ティム・カン ジェイク・ラ・ボッツ ジュリー・ベンツ ポール・シュルツ ケン・ハワード 
監督:シルヴェスター・スタローン

偏差値:53.1 レビューを書く 解説

R-15作品です [80点]

このレビューはネタバレを含みます

初日の1回目を観に行きましたが、劇場ではしきりに中学生以下の方はご覧になれませんとアナウンスしていました。

確かにあの内容ではR-15に指定されても仕方がない描写が多く、これまでのシリーズとは違い、撃たれるとそのまま倒れるのではなく手足等々が吹き飛ぶのを克明に描いており、スプラッター映画かと思う場面もたくさんありました。

CGの進歩によりああいった描写が可能になったのもあるのでしょうが、S・スタローンがそこまでして伝えたかったものは何かを考えさせられる作品でした。

ミャンマー軍をあそこまで悪として描いていいものかと思いつつ、先のサイクロンでの軍事政権の対応や、映画の冒頭モノクロで映される軍の犠牲者と思われる人々の映像を観ていると、実際は映画以上のことがあの国では行われているのかも知れないなと思わずにいられませんでした。

作品自体は面白くこれまでのシリーズと同じように約90分の中に見せ場を詰め込んであるので退屈せずに一気に観られました。

残念なのはR・クレンナが亡くなったためトラウトマン大佐が出演しなかったこと(過去3作のフラッシュバックでは少しだけ登場しますが。)ですが、逆にランボーの抑え役のトラウトマン大佐がいなかったため、あそこまで無茶苦茶な戦闘ができたのかもしれません(笑)

映画はランボーが故郷の家に向かって歩いていく場面で終わり、ああこれでランボーシリーズも終わりかと思うと感慨深いものがありました。

しかしS・スタローンは次回作に意欲的との報道があり、邦題は「ランボー/最後の戦場」ですが原題は「ジョン・ランボー」だけで最後のとはなっていないことや、「ロッキー5」も「最後のドラマ」と邦題をつけた後で「ロッキー・ザ・ファイナル」が作られたことを思うと、ランボーファンとしては次回作にも期待したいです。

2008/06/01 13:19

kira

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