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2010/日本/東宝
出演:松たか子 岡田将生 木村佳乃 
監督:中島哲也
http://kokuhaku-shimasu.jp/

偏差値:60.1 レビューを書く

表現にこだわりすぎ [84点]

日本アカデミー賞の最優秀作品賞に選ばれた作品。米国アカデミー賞にも出品した昨年度日本映画の代表作。2010年度の作品では、最も技巧の優れた作品だと言える。

日本でもこういう映画が撮れるんだなという驚きと感動があったけれど、正直、あまり見ていて良い気分になる映画ではなかった。その意外性と、複雑なエピソードがからみあって、枝分かれしていたストーリーが一気に集まってラストを迎える構成は見事の一語だが、全体のこのどよーんとした負のオーラはどうも好きではない。

丹念に練り込まれた感じだが、映像の雰囲気は長時間のミュージック・クリップを見せられているよう。最初のシーンは牛乳の広告かと思ったくらい。スローモーションを駆使して、被写体の動きそのものを画的にユニークに見せており、最後まで何が起きるか予期できなかった。ただ、表現技法にこだわりすぎたせいか、正統派を好む僕にはちょっとくどい映画だった。あの先生のその後が心配です・・・。

2011/03/26 22:47

シネマガ管理人

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