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Alice in Wonderland
2010/アメリカ/ディズニー/109分
出演:ジョニー・デップ ミア・ワシコウスカ ヘレナ・ボナム・カーター アン・ハサウェイ アラン・リックマン マイケル・シーン スティーヴン・フライ クリストファー・リー 
監督:ティム・バートン
http://Alice-movie.jp

偏差値:58.5 レビューを書く 解説

映像の進化を遂げた魅惑のワンダーランド [86点] [参考:1]

いくつかの形態で上映されている本作ですが、私は3D字幕版を鑑賞しました。

「アバター」で完全に1つの映像ジャンルとして地位を確立した3D映画。この作品ではさらにその可能性、新たな演出を模索した魅惑のワンダーランドが展開されます。

映画の内容は大人になったアリスがもう一度不思議の国に迷い込むという話。
特にストーリー自体に深みをつけているわけではなく、単純に現在の映像技術でワンダーランドを演出したいという想いがストレートに伝わってくる作品。字幕版でなければ、子供でも十分に楽しめる♪(というか、子供向けかな^^)
ティム・バートン監督らしい味付け(音楽や動き)がたまらなく面白いんだけど。
映像としてのワンダーランドの魅力は半端ではない。アニメーション,CG,特殊メイク,そして実写を織り交ぜた視覚効果は脳内の創造力(想像力)を激しく刺激してくれます。

その中でも、最も印象深かったのがチェシャ猫の演出。地に足が付いていないフワフワ感、ニタニタ笑いながら神出鬼没な不気味感が素晴らしく演出されています。チェシャを観るだけでも感動ものです☆

しかし、3D映画ではまだ越えなければならない壁があります。それは字幕。
字幕が映し出される平面がどうしても後ろの3D映像になじまない。これは「アバター」の時から変わっていません。もちろん吹き替え版を観ればなんてことはないのですが。。日本では字幕映画の意識が高いですからね。配給会社は真剣に考えなければならない問題と思います。

今後の3D映画のさらなる繁栄を確信した映画でした。
邦画初の大作3D映画はどんなだろうなぁ…なんてことを夢想してしまいます。

連想作品:「チャーリーとチョコレート工場」

2010/05/03 15:43

Good Luck

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