勝利への脱出
Victory
1980/アメリカ/116分
出演:シルヴェスター・スタローン マイケル・ケイン ペレ カロル・ローレ
監督:ジョン・ヒューストン
(データベース登録者:jake)
偏差値:57.5 レビューを書く
セクシースタローン [78点]
僕はジョン・ヒューストンの大ファンですが、これだけまだ見た事がありませんでした。最近DVDで見つけたのでようやく鑑賞できました。これでジョン・ヒューストンはコンプリートしましたが、これまでの全作品を見て、やっぱり名匠の作る映画の映像は何か「天才」を感じますね。この映画も最初のシーンを見たときからうまいっとうなってしまいました。ただ役者がそこに立っているだけでも映像に迫力があります。こういう才能のある人は、現在はマーティン・スコセッシやクエンティン・タランティーノくらいしかいませんよ。
まあ、ジャンルでいえば、脱走ものです。しかしサッカーと絡めた脱走もの。脱走ものに駄作なしとはいいますが、これもそうでした。目をみはるのはサッカーシーン。本物のサッカーの試合を見ている様な緊張感がありました。出演者はペレはじめ、ブラジル、アルゼンチン、ドイツ、イングランドなど、サッカー大国の人気選手たちばかり。そこにシルベスター・スタローンとマイケル・ケインが加わり、役者とサッカー選手のハイブリッドチームの完成。スタローンはこういう役もやっていたんだという新しい発見。若い。かなりセクシーです。本物のサッカー選手に負けまい見事なプレイを見せてくれて、ラストはスカッとしました。キーパーってとこが熱い。脱走よりも勝利と名誉を選ぶところがかっこいい。これぞ男の映画。
2010/08/13 06:34
シネマガ管理人
スタローンがサッカーでGK! [90点] [参考:1]
※ネタバレを含むレビューです。
アツい!とにかくアツい、この映画!
サッカー×「大脱出」。
脱出劇とサッカーが見事に融合した傑作です!
マイケル・ケイン率いる連合軍捕虜チームとドイツ軍精鋭チームの試合が決定。
戦時中に執り行われるこの試合は両チームにとって純粋な試合とは成り得なく、ドイツ軍はプロパガンダのために、連合軍は捕虜の脱出のために、とそれぞれの思惑が交錯する。
試合当日、脱出計画が進む中、キックオフ。
試合は戦争のような泥試合。
ハーフタイムに脱出の手はずが整い、チーム全員で脱出するはずだった…
本作のスタローンは、機関銃はぶっ放さないし、ボクシングもしません。
不器用ながらせっせとサッカーしています(しかも、キックもドリブルも下手だといわれて、ゴールキーパー)。
けど、やっぱりその姿がランボーやロッキーのように、たまらなく心を熱くさせてくれます。
サッカーの神様ペレが監修し、自らも出場している試合は見ていて力が入りました。
順当といわざるを得ない展開ながら、どうしてもワクワクしてしまいました。
そして、試合の流れを決定付けるあのシーンは素人が見ても震えてしまいました。
最後には、まるで90分サッカーをしたような清々しい気分にさせてくれる作品です。おすすめ!
2009/12/05 10:51
jake
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