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Coco Avant Chanel
2009/フランス/ワーナー・ブラザース映画/110分
出演:オドレイ・トトゥ ブノワ・ポールヴールド アレッサンドロ ・ニヴォラ マリー・ジラン エマニュエル・ドゥヴォス 
監督:アンヌ・フォンテーヌ
http://www.coco-avant-chanel.jp

偏差値:57.1 レビューを書く 解説

恐れ多いが自分の姿に重なって・・・ [67点]

このレビューはネタバレを含みます

シャネルに自分の姿を重ねた
なんていうレビューを書くなんて、なんて恐いもの知らずなの
と思いながら(笑)

同棲中の恋人に養ってもらいつつ結婚はなさそうで
このままじゃあまずいよなぁ
自立の道を歩むか彼を信じて今の生活を続けるか・・・
という状況の中で観に行った作品だったので
シャネルの生き方は学ぶところが多かったように思う。

シャネルは上流男に養われて怠惰な日常を過ごしているあいだ、
そんな自分に苛立ち退屈し不満を持ち
自分の才能を開花させず一生を生きかねない事実に
言い知れない恐怖と怒りと不安を感じたことだと思う。
(いや、わかんないけど)

そこから這い上がる彼女のあの強さと行動力は
本当に尊敬に値する。
女性が男の庇護下で暮らすことが当然でなによりの幸せとされていたであろう時代に
「働きたい」「仕事をしたい」
ときっぱり言った姿は素晴らしく、とても美しかった。

オドレイっていうより、シャネル。
なんていうか、とにかく「シャネル」な作品だった。
(ブランドものに興味なんてまったくない私だけど)
あのシャネルも、ただの女の子だった時代があったんだなと
非常に興味深かった。

2009/12/30 12:50

cathy

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