ココ・アヴァン・シャネル
Coco Avant Chanel
2009/フランス/ワーナー・ブラザース映画/110分
出演:オドレイ・トトゥ ブノワ・ポールヴールド アレッサンドロ ・ニヴォラ マリー・ジラン エマニュエル・ドゥヴォス
監督:アンヌ・フォンテーヌ
http://www.coco-avant-chanel.jp
田舎のナイトクラブからパリへ、そして世界へ──
コネクションも財産も教育もない孤児院育ちの少女が、世界のシャネルになるまでの物語。
その小さな少女は、フランスの田舎にある孤児院に姉と一緒に入れられて、毎週日曜、決して来ることのない父親の迎えをひたすら待ち続けた。
ナイトクラブの歌手になり、酔った兵士を相手にか細い声で歌い――
つつましいお針子として、田舎の仕立屋の奥でスカートのすそを縫う日々。
この小柄な若い愛人にエティエンヌ・バルサンが与えたのは、退屈で退廃的な暮らしと安全な隠れ家。
恋に落ちた彼女。その想いに報いてくれたボーイ・カペルとの結婚さえかなわず、自分が生涯、誰の妻にもならないことを知っていた。
反骨精神の持ち主。自分が生きる時代のしきたりを息苦しく感じた彼女が身にまとってみせたのは、男性たちの服。
これは、ココ・シャネルの物語である。固い意志を秘めた孤児だった彼女は、並みの人間には想像できないような体験を重ねながら、やがて伝説のファッション・デザイナーとなる。その姿はまさに現代女性そのものであり、成功、自由、そしてスタイルの、時代を超えた象徴であった。
この秋、すべての女性に成功のヒントを与える感動の人生ドラマ、ついに公開。
Haut et Court、Cine@、ワーナー・ブラザース・フランス、フィルムズ・ディストリビューションによる“Coco Avant Chanel”の主演は、タイトルロールのオドレイ・トトゥ(『アメリ』『ダヴィンチ・コード』)のほか、ブノワ・ポールブールド(『Podium』『Entre ses mains』)、エマニュエル・ドゥボス(『L'adversaire』『キングス&クイーン』)、マリー・ジラン(『美しき運命の傷痕』『Les femmes de l'ombre』)、アレッサンドロ・ニボラ(『ジュラシック・パークIII』『ジューンバッグ』)。監督のアンヌ・フォンテーヌ(『La fille de Monaco』)がカミーユ・フォンテーヌと脚本を執筆。クリストファー・ハンプトン(『危険な関係』)の協力を得たこの脚本は、E・シャルル=ルーによる「ココ・アヴァン・シャネル」(早川書房刊)に大まかに基づいている。製作は、フィリップ・カルカソンヌ(『La fille de Monaco』)、カロリーヌ・ベンジョー(『Entre les murs』)、キャロル・スコッタ(『Entre les murs』)。
撮影はクリストフ・ボーカルヌ、美術はオリビエ・ラド、編集はリュック・バルニエ。オリジナル衣装デザインはカトリーヌ・ルテリエ。音楽はアレクサンドル・デプラ。パリとノルマンディー地方で撮影された本作は、メゾン・シャネルの協力を得、史料とコレクションの提供を受けた。フランス語作品。
2009年9月18日(金)全国ロードショー