ターミネーター4
Terminator Salvation
2009/アメリカ/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
出演:クリスチャン・ベール サム・ワーシントン アントン・イェルチン ムーン・ブラッドグッド ブライス・ダラス・ハワード ヘレナ・ボナム・カーター
監督:マックG
http://www.Terminator4.jp
4まで来ましたか。 [86点]
※ネタバレを含むレビューです。
私の中ではもう2で完遂してるこの作品ですけど、3同様にリリースされたらついつい観てしまう当作品。
前作までの崩壊前から一転して、完全にロボットとの全面戦争に突入ですよ。
なんだか舞台設定のぶっ飛びっぷりがマッドマックスみたいで楽しいですねw
ちゃんとシリーズを観ていれば、なるほど、あの時の事はここで起こったのかーっとか色々と脳内推理出来て楽しいですし、シュワちゃんもちょこっとだけ登場して心が躍ったり(笑)
大型ロボットが登場した時は、思わずトランス・フォーマーを観ていただろうかと思ってしまいました(笑)
あと、バイク型のロボットカッコいいですねー。音楽を聞き付けて勢いよくやってきたけど、ロープで呆気なく転倒して御用されるとか、ちょっとお馬鹿な一面があってチャーミング。
全体的に話の作りはベタですけど、観れない程ではない一本でした。
今回は自分を人間だと信じ込んでいるマーカス・ライトにスポットを当てている為、ジョン・コナーの存在感がなんともなかったですが、ここから話も展開していくという事ですし、これからのジョン・コナーの活躍に期待期待ですっ。
2010/04/25 10:43
ころね
全然アリ [90点] [参考:1]
※ネタバレを含むレビューです。
いい意味で裏切られた感じ。
クリスチャン・ベイルのジョン・コナーよりも、サム・ワシントンのマーカス・ライトの方がかっこよかったりとか、ターミネーターが以前のシリーズに比べて強敵じゃなかったりとか。特に後者は個人的にポイント大。
これまでのシリーズの未来から強敵が来て云々って言う内容が、4作目でガラッと変わっていて、「ストーリー的には延長線上にあるけど、ここからは新しいストーリーなんだよ」っていう感じを受けました。
新しい話を作っていこうとする意欲が感じられて、僕は好きですね。
ただ、これまでのターミネーターに思い入れが強い人には、合わないのかな、とも思ったりします。
クリスチャン・ベイルのジョン・コナーには今後に期待するとして、サム・ワシントンのマーカス・ライトにもまた登場してほしいなぁ。それくらいかっこよかった。
2009/07/06 23:14
スライム
こうなって欲しくなかった [65点] [参考:1]
僕は大の「ターミネーター」ファンで、僕の映画人生はここから始まったといっても過言ではないくらいで、これには期待と不安がありました。あれだけお金をかけて宣伝していたから、内容もさぞかし良いだろうと思っていたのですが、がっかり。とりあえずシリーズとは別物の作品として鑑賞したのですが、それでもつまらない。
これと同じ感想を持ったのは「スター・トレック」ですね。理由は同じで<僕の趣味と違う>、そこなんです。これは音楽の趣味みたいなものと思って下さい。僕はSF好きですから、その分SFの趣味に関してうるさくなってます。僕にはSFはこうあるべきという期待みたいなものがいつも心の中にあるんですね。それがいかに自分の世界にマッチしているかという話で、例えば1作目は僕にとってまさにど真ん中だったわけです。ところが今回の作品はことごとく僕の嫌いな世界を突っ走っていました。ちなみに僕は割と「T3」は好きです。
面白いと思ったのはコロンビアのロゴがメカ風になっていた所と、ジョンの乗ったヘリが墜落する所くらい。その他はどうも僕の趣味じゃないです。マーカスの描き方もシリーズの世界観ぶち壊しで嫌いですし、未来のLAの世界も変な所でハイテクだったり、僕の想像と大分違ってました。ケイトの描き方も女戦士の描き方も僕にはとても安っぽく見えました。僕としては1作目で見られたような、もっと荒廃した世界を見たかったんですね。ここら辺はTV「サラ・コナー・クロニクルズ」がかなり僕の期待通りの世界に描いてくれてて、映画よりもこっちをプッシュしたいです。
次々と出て来るメカのデザインも最近のSFアクションにありがちなゴツゴツしたもので見飽きたもの。蛇メカ、バイク、捕獲機、スカイネット、どれも僕にはチャラチャラした色ものに見えました。違う!こんなんじゃない!と心の中で叫びました。子供にはいいでしょうが、何かシリーズの神聖なイメージを汚された気にさえなりました。メカの倒し方もかなり手を変え品を変え工夫してるとは思うのですが、どうも迫力がなく胸に響きません。破片が目の前ギリギリまで飛んでくるようないかにもスレスレアクションぽくみせました感もくどかったです。
一番良かったのはシュワルツェネッガーが出てきた所ですね。もうジョークにしか見えませんが、それでもファンとしては嬉しいですね。
2009/06/18 23:06
シネマガ管理人
新たなる三部作の幕開け [75点] [参考:1]
6年前の「3」が、ゲッ!?という展開で、
20年越しであれで終わってしまうのか…と
残念に感じていたのですが、この「4」で
原点近くに還った感があります。
ここからまた「5」「6」と、新しい三部作に
なるようなので、その導入部という感じのする
作品でもありました。
そのせいか、ジョン・コナーよりも、サム・
ワーシントン演ずるマーカス・ライトの方が
光っていて、クリスチャン・ベールは
「ダークナイト」のヒース・レジャーに続き、
フランチャイズ作品で「主役」の座がかすむ
危機に直面したような???
「5」以降で頑張ってもらいたいです(笑)
2009/06/18 12:37
キキョウ
ジョン・コナークロニクル第1章 [85点] [参考:2]
これまでのシリーズの匂いを残しつつも、全く異なった近未来に違和感を持たせずに観客をうまく導入しており、新たなターミネーターシリーズの第1章としてはよくできていると感じた。
今回よりスカイネットに抵抗する反乱軍の物語となっているため『マトリックス』に似た世界観になるのではと心配していたが、それとは全く違う終末観であったので安心しそれを堪能できた。
序盤ジョン・コナーの乗ったヘリコプターが墜落するシーンを彼の目線でとらえているカメラワークが見事である。
謎めいたマーカス・ライトの登場やスカイネット基地への奇襲作戦など、映画序盤でのつかみはバッチリであるが、ただ今までのターミネーターファンの全員がこの第1章を受け入れられるかどうかは疑問である。
これまでのシリーズは「サラとカイルvsT-800」、「サラ親子とT-800vsT-1000」、「ジョンと彼女とT-850vsT-X」など、毎回観客の度肝を抜く新型ターミネーターとの戦いが見せ場であったが、本作には主人公の敵となる強大なターミネーターがいないのである。
確かにT-600なるターミネーターのプロトタイプ?がゾンビのように大量に出たり、人間を捕獲する巨大ロボットや水中ロボットも出るのだが、今一つ強大なターミネーターのインパクトに欠けている気がする。
個人的にはバイク型ロボットがお気に入りなのだが、これも強大な敵とはほど遠い存在である。
まあ本作は当初から3部作として製作される新シリーズの導入部になるわけだから、ジョン・コナーを追い詰める強大なターミネーターは次回作に出ることを期待してシリーズを観ていこうと思っている。
順番からいくと次の敵はT-800なのだが、まさか全編デジタルメイクアップしたシュワルツェネッガーを出す訳にはいかないだろから、今後どのような展開になるのか今から楽しみである。
本作にはシュワルツェネッガーが実に絶妙のタイミングで登場し、登場時間は少ないもののやっばり映画『ターミネーター』の顔はシュワルツェネッガーだなと感じさせてくれた。
最新版のTVCMではこのシュワルツェネッガーの登場シーンが使われていて唖然としたが、あれはCMでは出してほしくなかったのが正直な感想である。
あれではせっかくの映画館でのサプライズが台無しではないか。それともそうしなければいけないほど先行上映の結果が芳しくなかったのだろうか。
また、これまでの予告編で使われていた終末観漂う歌が映画では使われていなかったような気がしたが私が聞き逃したのだろうか。
それとこれは監督が意図したのかどうかはわからないが、クリスチャン・ベイルファンには大変申し訳ないが、本作では主役であるはずのジョン・コナーよりも、謎の人物で悲しい運命を抱えたマーカス・ライトに感情移入してしまったのだ。
だからジョンがマーカスを追いつめる場面ではジョンやその仲間の方が悪者のようにさえ観えてしまった。
本作を1つの映画としてみた場合は非常に面白いのだが、こと『ターミネーター』の新シリーズとして観ると、何だこれはと感じる人もいるかもしれない。
しかしこれはやはり全3部作を通して1つの作品として評価するのが妥当だと思うので、これ1作で評価することなく、長い目で見守ってほしい作品である。
今公開されている作品の流れから言って、ジョン・コナーの最大の敵はスカイネットでもターミネーターでもなく『ROOKIES -卒業-』だったとならないことを祈りたい(笑)
2009/06/13 04:22
kira
マックG監督『ターミネーター4』の舞台挨拶で新たな伝説を生む
6月6日(土)、新宿にて『ターミネーター4』の先行上映が行われ、マックG監督、ブライス・ダラス・ハワード、アントン・イェルチン、ムーン・ブラッドグッドが舞台挨拶をした。
来週公開される『ターミネーター4』が、6月5日(金)22:00から最速先行上映され、新宿ピカデリーにてイベントが行われた。グラビアアイドルの森下悠里が登場してイベントを盛り上げた。
2009年6月4日(木)、豊洲にて、『ターミネーター4』のジャパンプレミアが行われ、クリスチャン・ベイル、ブライス・ダラス・ハワード、ムーン・ブラッドグッド、アントン・イェルチン、マックG監督が来日した。
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