2009/日本/ティ・ジョイ/95分
出演:武井証 阿部サダヲ 西田尚美 甲本雅裕 ほっしゃん。 柄本明 鈴木砂羽 市毛良枝 鈴木京香
監督:河野圭太
原作:新堂冬樹
脚本:今井雅子
音楽:渡辺俊幸
主題歌:さだまさし
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子供を愛すること、人と向き合うこと [85点]
このレビューはネタバレを含みます
真実に目を背けさせ、平穏なフリをするためにつき続ける嘘。「子供を愛すること、人と向き合うことは、どんな意味があるのだろう?」と考えさせられる映画です。
ぎこちない笑顔と大袈裟な動作、いつも大志に気を使っている父親との二人だけの家庭の不自然な明るさと、
秘密を共有する叔母一家の気の遣いぶり。大志自身の素直さや明るさも父親や叔母に心配をかけないようにと必死な姿。それがあまりにも健気。母を探す旅の途中で、少年は傷つき、疲れ果てるが、そこで知り合った人々との交流の中で愛には様々な形があり、
だからこそ強く生きなければならないと成長していく姿。大人の勝手さに傷つきながらも気丈に生きる姿がたくましく感じられます。まっすぐに人と向き合うこと、大事なものを大切に愛すること、
そんなことの大切さを、感じることのできる映画でした。まわりの人たちを見る目が優しくなるような
作品です。哀しい家族の叶わぬ愛を美しい瀬戸内海の小豆島が、余計に涙線を緩めてくれました。
2009/07/26 12:30
こっこ
2009年8月22日(土)、新宿にて、『ぼくとママの黄色い自転車』の初日舞台挨拶が行われ、出演の武井証、阿部サダヲ、鈴木京香、原作の新堂冬樹、監督の河野圭太が登壇した。
阿部サダヲと鈴木京香がお似合い夫婦に『ぼくとママの黄色い自転車』
2009年4月28日(火)、新宿にて、『ぼくとママの黄色い自転車』の完成披露試写会が行われ、武井証、阿部サダヲ、鈴木京香、安部美央、井口喜一プロデューサー、ジャック・ラッセル・テリアのアンが登壇した。