大槻ケンヂ『ホット・ファズ』を語りまくる

『ホット・ファズ』トークショー

【ギャガ】日本では署名運動で公開が決定した『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』が無事に初日を迎え、これを記念して初日の7月5日(土)渋谷シネマGAGA!にて、大槻ケンヂさん(筋肉少女帯)と杉作J太郎さん(映画監督・漫画家)によるトークショーが催されました。シネマガが独占取材しました。

杉作さんは映画を見ていないため、2回見たというほど『ホット・ファズ』に入れ込んでいる大槻さんが杉作さんにこれがどんな映画なのか説明しつつ、その魅力を語っていくかたちでトークショーは進められていきました。かなりディープ、というよりもカルトなトークショーとなりました。

大槻さんは、『ホット・ファズ』は前半と後半で全然違う映画で、ギャグとしては寒いし、まじめとしてはおかしいシーンが多く、回りの人もみんなが壊れてて、全体としてハテナな映画と評しました。伏線が伏線だとバレバレで、これは絶対伏線だと思ったら案の定伏線だった。と、あいかわらず褒めてるのかけなしてるのかよくわからない微妙なラインを行くのが大槻流です。

大槻さんは杉作さんにもわかりやすいように映画の内容を他の映画やドラマなどに例えて説明してくれたのですが、あげる作品が『恐怖奇形人間』、『まぼろしの市街戦』、『2000人の狂人』、『ウルトラセブン』とあまりにもマニアックなものばかりで(作品を見てなくてもタイトルの語呂的インパクトから内容はだいたい想像できますが)、しまいには2人でこの映画を『特捜最前線』と一緒くたにまとめて納得してしまいました。

杉作J太郎さん 大槻ケンヂさん

大槻さん曰く、警察大好きの故・水野晴郎さんがその生涯で最後に見た作品という『ホット・ファズ』は、現在渋谷シネマGAGA!ほかで公開中です。


渋谷シネマGAGA!ではその後も下記日程にてトークショーを開催します。

■7/12(土) 15:25の回上映後
サエキけんぞう(ミュージシャン)×クランボン ミト(ミュージシャン)

■7/19(土) 15:25の回上映後/18:00の回上映前
町山智浩(映画評論家)×花くまゆうさく(漫画家)

■7/26(土) 15:25の回上映後/18:00の回上映前
スチャダラパー シンコ(ミュージシャン)×山下敦弘(映画監督)

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2008/07/07 0:35

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