モニカ・ベルッチ (今週のスター)

もっともっとモニカを見せてくれ!
 バーンと効果音をつけたくなるこのイタリア製のパーフェクト・ボディ。人の心を惑わす濡れた唇。30代大人の女性フェロモンを放出する人気女優。
 法律の勉強をする傍ら、モデルとして活躍。映画界入りし、「ドーベルマン」(97)、「マレーナ」(00)、「ジェヴォーダンの獣」(01)と、しだいに頭角を現すが、人気を決定づけたのは「マトリックス・リローデッド」(03)から。主人公の精気を奪い取る吸血女を演じて、映画ファンはモニカにただならぬエロチシズムを感じた。関連のビデオゲーム「エンター・ザ・マトリックス」(03)をプレイしてみると、モニカ演じるキャラは男女問わずとにかく口づけしまくってた。期待を胸に「マトリックス・レヴォリューションズ」(03)を見るも、モニカの出番がないことにファンはがっかり。「レヴォリューションズ」が不当評価を受けてるのはモニカが出てないからか? もっとモニカが見たいというファンの欲求は募るばかり。これがきっかけで、モニカの旧作が注目を浴びることに。
 旧作でも「アレックス」(02)のレイプ・シーンなど、なにかと話題作が多く、ビデオメーカーも策を講じたのか、無名時代の出演作のタイトルにわざわざモニカの名前を冠して「モニカ・ベルッチのエッチなだけじゃダメかしら?」(92)を売り出し、さらに「モニカ・ベルッチ ジュリア ヘア無修正版」(98)と、いかにも男性の単純なエッチ心をかきたてる販売戦略を展開。ジャケットにはでかでかとモニカの写真を飾り、これがファンのニーズを直撃。モニカはほとんど出てないのに、ファンはまんまとだまされた。
 現在、大忙しのモニカは、「ミッション・クレオパトラ」(02)ではセクシー・コスプレ、「ティアーズ・オブ・ザ・サン」(03)では戦争もの、「パッション」(04)では大真面目な史劇と、積極的に芸域を広げている。<イタリアの宝石>という異名を持ち、今もっともホットな国際女優といえよう。
 それにしても、イタリアにはモニカみたいなムチムチっとしたエロい女優が多すぎる。イタリア万歳! 

オリジナルページを表示する